ひと狩りいこうぜ!!
いまやそんな代名詞が伝わるぐらいに認知度の高い「モンスターハンター」
私もがっつりとしたハンターさんです。ハチミツ下さい。
来月には新作「モンスターハンターXX(ダブルクロス)」が発売されるので今からワクワクしています。
さて、記念すべきモンハンの第一作目は2004年に発売されました。もうなんだかんだ10年以上の歴史を持っているんですね。
発売機種はPS2でインターネットを使った協力プレイしかできません。
スキル発動は一式装備じゃないとできませんでしたし、ガチマゾゲー。
当時のディアブロスとか頭おかしい体力を持っていますし、PS2のMH2(ドス)なんかはザザミの体力おかしかったり、切れ味ゲージ短すぎてガチマゾゲー。私の周りにやっている人は皆無でしたねぇ。
それが今や社会現象を起こしたり、ピーク時に比べて勢いは落ちたもののまだまだ人気は健在です。
今回のコラムは個人的に考える「なぜモンハンは流行ったのか??」です(*・ω・)ノ
モンハンと言えばリオレウス!
Monster Hunter(モンスターハンター)ってどんなゲーム?
まずモンスターハンターを知らない人にもできるだけわかりやすい説明を。
モンハンのジャンルは「ハンティングアクション」。ようはアクションゲームですね。
「バイオ・ハザード」「ロックマン」「鬼武者」などアクションゲーム界の覇者とも言えるメーカー「CAPCOM」が製作しています。
モンハンにはストーリー性が実はあまりありません。
プレイヤーはハンター(主人公)となって数々のモンスターを狩る。
最初は弱い武器・防具しか持っていません。そのためまずは小型モンスターや中型モンスターを狩っていきます。
※技術があれば初心者には難しい大型モンスターも初期装備で狩れますが限界があります
強い大型のモンスターを狩るためには・・・
- モンスターを狩る事によって「素材」が手に入れる
- その素材を使って「新しい武器・防具」を作成する
- 強いモンスターを狩る。
これの繰り返しです。
ここだけだと「どこがおもしろいんだ!!」となりますが、モンハンには人を夢中にさせる当時のゲームにはなかった要素があるのです。
モンハンは本当の意味での協力プレイを開拓した
まず真っ先に挙げられるのが「協力プレイ」家庭用ゲームでは「対戦」があっても「協力」というのがありませんでした。
あったとしても「正直協力が本当に必要なのか?」「むしろ協力しない方がクリアできる」というゲームがほとんどです
三國無双の協力はイベントが進みにくかったり、あくまで無理やり多人数で遊ぶ”だけ”のゲームが多かった
もちろんモンハンにも進みにくくなるペナルティがあるのですが、協力をすることによって強いモンスターを倒しやすくなったりします。
※一回のクエストで3回死ぬと失敗の為、あまりにも弱い人が連続で死ぬとクエスト失敗になる。通称:3死
対戦ゲームも面白いのですが人によってはブチ切れます。「いたスト」や「スマブラ」で喧嘩する人は絶対いますからねw
人と対戦する事は絶対的に「勝敗をつける」ことです。
それを「協力してみんなで勝利する」というものをしっかりゲームに落とし込めています。
それを「協力してみんなで勝利する」というものをしっかりゲームに落とし込めています。
居ても居なくても変わらない協力プレイを「いたら圧倒的に助かる」を作った所がモンハンの凄い所なのではないでしょうか?
しかしPS2時代はこの協力プレイをする為の条件が「オンラインプレイのみ」という所。
ここのせいで敷居が高く、その結果かなり人を選ぶゲームとなってしまった気もします。
ここのせいで敷居が高く、その結果かなり人を選ぶゲームとなってしまった気もします。
モンハンが爆発的にゲーム要素を活かせるようになったのがPSPで発売してからでしょう。
携帯ゲーム機であるPSPを持ち寄るだけでみんなですぐ遊べる。
一人で行けば30分かかるクエストが二人で行けば20分。三人、四人と揃えば10分で倒せる。
この今では普通にある協力プレイをしっかり作り出せたのがモンハンの流行った理由の一つなのではないかなと。
レベル制度の撤廃、初心者には敵が強すぎる=・・・
ここも当時では珍しいイメージがありました。
カプコンではよくある事なんですけどね。
カプコンではよくある事なんですけどね。
基本的にゲームはレベルさえあげれば何とかなります。しかしモンハンはそうはいかない。
ある程度装備の必要性や、装備の有利性はありますが、例え最強装備を揃えても初心者には倒せないモンスターが多いです。
モンハンの長い歴史の中に「先生」と呼ばれるモンスターが居ます。
「イャンクック」というモンスターです。
これがクック先生。HPが少なくなるとトサカが閉じたり愛嬌のある教師
熟練ハンターはいまさら先生になんか負けないのですが、どんなハンターもこの先生に最初は泣かされました。
- 直線にいきなり飛んでくる
- くちばしでついばみついばみ
- 回転して尻尾ビンタ
- 火の玉吐きまくる
- 追尾突進
等々。見た目は「やっべwww何この鳥www」とかなるんですが3分も戦えば絶望に変わります。
ドスランポスとか一緒で雑魚だろwとか思っていた自分をぶん殴りたくなるレベル
ドスランポスとか一緒で雑魚だろwとか思っていた自分をぶん殴りたくなるレベル
私も最初は「なんだこいつ、無理だわ」なんて思っていましたが、何回も何回も挑戦して倒した時の快感はヤバかったですwこうやって先生をみんな越えていくのです。
適当にやっては勝てない、モンスターの行動パターンを覚え、自分なりの戦略を考えることによって倒せる。
モンスターを倒すための一番の武器は「自分の技術」。技術の向上がモンスターを倒せる=目に見えて上達がわかる。
倒せなくても何度も挑戦して倒したいモンスターを研究する。
一度倒したモンスターは装備を作るために何回も倒さなければいけない。やっているうちに倒す速さも上がる→ループ
この絶妙な難易度とやりごたえが面白いんだと思います。
もちろん初心者には敵が強すぎるため、熟練するまで倒せないし、初心者が投げてしまう事もあります。
そこで協力プレイ!倒し方を学びながら、上手く戦い、ワイワイしながらやれる。
簡単すぎるゲームであれば協力プレイの必要も無いですし、一人で倒せるようになってもみんなでやれば早く倒せる。
新しい装備を手に入れるため何回も倒さなければいけないゲームなので、押し付けなくみんなでやれる。
ここがまた面白い点の一つですね。
装備の多様性、モンスターの多種性
モンハンは自分の使う武器によって操作性や行動パターンが変わります。
大剣やハンマーでの一撃の高さを狙うのもよし、片手剣やライトボウガンのちまちま確実に相手の体力を削るのもよし。
この「自分好みの武器でどう戦うか??」=戦略性の高さや、各々のプレイスタイルを選択できることも魅力です。
まぁ覚える操作が多すぎて、ここも初心者が脱落しやすい所ではありますが・・・
防具に関しては自分を有利にできる「スキル」というものがあります。防具一つ一つにグラフィックが変わるので、「スキルを優先するか?それとも見た目を優先するか?」
なんて遊び方も可能。この着せ替えシステムも好きな人は好きで、両立させる事を研究している人も多いです。
ある意味もう一つの主人公であるモンスターもかなり多いんです。
モンスターの見た目や設定による攻撃パターンが豊富なので、新作のモンスターは毎回楽しみだったりしますw
モンスターが増える=作れる装備が増えるので、自然といろんなモンスターを狩りたくなるんですよね。
昔からいるモンスターでもカプコンは研究しているのか新しい行動パターン(新モーション)を追加したりとなかなか飽きが来ない!
遊べるための工夫が、様々な奥深さがモンハンには詰まっているんですね。
まとめ
モンハンがなぜ流行ったか?
- 協力プレイという「勝ち負け以外の面白さ」を確立したこと
- PS2時代には敷居は高かったがPSPから始まる携帯機での発売で協力プレイが容易に
- モンスターを狩るための一番の武器は「技術の向上」
- 絶妙な難易度がやりごたえにつながる
- どうしても難しくてもみんな(狩り友)とやることで倒せる!協力の更なる楽しさ
- 武器の多様性で一人一人の好みやプレイスタイルでゲームができる
- 防具の見た目やスキル。個性を出すことも可能
できるだけ誰にでもわかりやすいようにいろんな所を端折って書いていますがこんな感じです。
ソシャゲではいまや普通のレイドボスや協力、新しい遊び方を最初に提案できたのがモンハンの流行った理由なんじゃないかなと。
ポケモンの「モンスターを仲間にして育てる」という新しいジャンルができた後はこぞって「モンスター育成バトルゲーム」を各社が出したように、モンハンが発売されてからはそんな協力ゲームが多く発売されました。
ゴッドイーター・討鬼伝・ラグナロクetc…
熟練でも初心者でもみんなで遊べば本当にワイワイできるんですよ。「うわー!すげー!」「こんなにうまく動けんの!?」とか言われるのが快感ですw
一人でも遊べて、みんなでも遊べる。モンハンは本当に凄いゲームです。
任天堂3DS新作「モンスターハンター・ダブルクロス」
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