基礎知識が全くないと、
「なぜ食器乾燥機のレビューなの!?」
との疑問が浮かぶ「山善食器乾燥機YD-180」。こいつの魅力は奥深くに押し込められているんです。
食器乾燥機としては微妙な性能のYD-180
現在の食器乾燥機の主流は「熱風対流式」なんです。
要するに「ドライヤー」で乾燥させる感じ。温度も高く乾燥も早い。
要するに「ドライヤー」で乾燥させる感じ。温度も高く乾燥も早い。
対してYD-180は「自然対流式」で「乾燥機下部のみ熱くなる」方式です。
熱された空気は上に上がるので、機内を自然に温める程度。
店頭価格は大体5,000円程
そんな優しい食器乾燥機。そりゃあ乾燥機能のみを見るとゴミ。
・・・なのですが、意外な使い方があるのです。と、いうよりかは一部の人にはとんでもなく便利なんです。
プラモデラーの味方!YD-180は”乾燥ブース”として使う!!
乾燥機は乾燥機ですが、塗装したものを乾燥するのに使います。
食器を乾燥させるには心許ない熱量が、熱風式と違い、プラや高温で溶ける素材にも安心!!
「食器乾燥機で大丈夫なの??」なんて声も気にしない。私や先人がいっぱいいるので安心ですw
アマゾンのレビューなんてこのレベルになるほど適しています
とはいえ箱にはやはり食器乾燥機と書いてありますね
見た目はやっぱり食器乾燥機
中の発泡スチロールはパーツ立てに使ってくださいと言わんばかり
中の発泡スチロールはパーツ立てに使ってくださいと言わんばかり
箸置きと内部底面
この銀色のプレートのみが熱くなります
食器乾燥機から、乾燥ブースへ・・・
このままだと乾燥できますがいまいち使い勝手がよくありません。
網目も広いため落下したパーツはさすがに溶ける可能性があります。
YD-180を改造しちゃいましょう!!!
網目も広いため落下したパーツはさすがに溶ける可能性があります。
YD-180を改造しちゃいましょう!!!
まずは邪魔なピンをペンチやノコギリ等で切り落としていきます
ここが一番大変なところです。電動工具などがあれば早いです。
私はリューターでバリ取りをしました
まとめ
この乾燥機を愛用してからやはり2年近くたっているので、気づいた所を・・・
・模型会社から出ている乾燥ブースの約1/3の値段で手に入る
・電気代も安め!(180W 1日2時間毎日一か月で280円程)
・カバーがあるため埃が付かない
・内部の広さはかなりある。ガンプラHGならそのまますっぽり。(高さ約20㎝、縦横約35㎝)
・最上部カバーにスリットがあるので、お好みで埋める加工をしてもいいかもしれない
・タイマーにはブザーがついてないので忘れっぽい人は切り忘れに注意!
・カバーは前後両方開くので出し入れしやすい(さすが本来食器用)
ピンを切るのが本当に重労働ですが、そこさえ乗り越えれば素晴らしい乾燥ブースが手に入りますよ!
※現在このYD-180は後継機種「YD-S5」に切り替わっています。
基本的な性能機能は同じなので、在庫が無ければYD-S5を探してみてください※
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