プラモデル工作工具類レビュー

TRUSCO 塗装マスク DPM-77TM レビュー

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えー、マジで今更なんですが、塗装する割に僕今まで塗装ブース使用してガッツリただの不織布マスクで塗装してたんですよね。

アホかな??

いや、実際問題直接ミスト吸わなければホビー用塗料は神経質にならなくても良いのですが、

シンプルに臭い。
そりゃそうだ。むしろ今まで良くそのままでやってたよ。

アホかな??

去年のコロナ渦の事もあって手軽にマスクが手に入らなくなるだろうなー、と思い始めていい加減塗装マスクを買おう!と思って購入に至ったわけです。(2020年3月ごろ)

というわけでプラモデル塗装やその他の粉塵作業の強い味方「塗装マスク DPM-77TM」のレビューをしてみたいと思います!(*・ω・)ノ
どんなマスクを買おうかな??
から選定しないといけませんでした。何にも決めてなかったのでw
流石に室内で業務用シンナーは扱わないのですが、どうせ買うならある程度性能が良いのが欲しい。
ウレタン塗料は現在の作業場では使っていませんが、逆に仕事を受けてどこかのアトリエを借りてやらないとも言い切れないし・・・。

塗装マスクとして使い捨てのカップ式(工事現場などでも使われる)でも良いかなーとも思ったのですが、長年使うことも考えればカートリッジ(吸収缶)交換式が結果的にコスパが良いかなと。
ここら辺はエアブラシの「エア缶」か「コンプレッサー」かなんかと似ていますね。
カートリッジ交換式なら普段は「塗装用」、必要があれば「粉塵用」使うかどうかは別として「科学ガス用」など交換するだけで多種多様なマスクとして使える汎用性が高いのでここが理想かなと。
さて、どこのメーカーを購入するかーって所なんですがプラモ用品などの「MINESHIMA(ミネシマ)」さん「No.1880 塗装用防毒マスク」なんかはちとお高い。
なんでもあるある「3M社」の防毒マスクでも良かったのですが、お値段が悪くないけど使い捨て。いや、使い捨てじゃ意味ないんだよ・・・。

他の模型用品系列のメーカーより単純に工業系メーカーで良いか!的な軽い気持ちで「重松製作所」さんの「GM77-M」を選択。
・・・したかったのですが当時は在庫切れが多く、OEM品である「TRUSCO(トラスコ)」さんの「DPM-77TM」を購入しました。
これは在庫があればどっちでもいいですし、安い方を買いましょう!
一応今回は吸収缶セットでしたが状況によっては吸収缶無し+吸収缶を一緒に買いましょう。

トラスコの「DPM-77」は完全に重松の「GM77」全く同じ製品なので、吸収缶の使いまわしももちろんできます。

※防毒マスクのサイズなどについて
こういったマスクは顔にぴったりと張り付いていなければ全く意味がありません。一応ベルトなどで調整が効きますが、マスクが大きすぎると顔を覆えないです。
よっぽど顔が大きかったり小さかったりしなければ男性はMサイズなどのサイズを購入で大丈夫だと思います。
メーカー各社公式HPで「防毒マスク サイズ 選び方」と検索すれば出てくると思いますので心配な方はお手数ですが検索してください。
(メーカー側がリンクを認めていない所が多かったので貼れません、申し訳ない)
開封の儀
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外箱はこんな感じ。シンプルですね
今回のセットは吸収缶もセットタイプですのでこれを購入すれば即使えます

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マスク本体
頭の後ろでバックルを止めるタイプのベルトです
大きな灰色のベルト部分は頭の上につける感じで結構しっかり装着できます

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吸収缶を取り付けた状態
ワンタッチ接続方式なので特に難しくはありません

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装着すると一気に作業員感が増しますw

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吸収缶を取り外すときはここの透明プラスチック部分を上に押し上げます

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パコッとね
少し個体差があるので硬い吸収缶も
ゆっくり上にレバーを引き上げれば外れるのでガッと一気に引き上げないようにしましょう

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吸収缶の裏面はこんな感じ
このカートリッジを変えることでさまざまな防毒マスクに切り替えることが可能です

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普段使わない時はこんなかんじでジップロックに保管しておけば長持ちします
本当は「破過時間」(使用期限)というものがあるのですが、ホビー塗装レベルであれば使いまわししても大丈夫・・・かな(自己責任で)

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ジップロックの中にはネットに包んだ炭をいれて保管しています
脱臭・防湿効果を期待しての気休めですw

使ってみた感想
さて本題の使用感です。第一声は
まじか。
何がマジかってマスクをつけた状態で塗料瓶開けて顔の真ん前に近づけて全力で吸い込んでも、
全く匂いがしない
え?wまじ?www僕の鼻がおかしいのかな??www
なんて思いながらマスクを外したら、「オウェッフ!!」みたいに刺激臭が直撃しました。
マジか。これ。凄いな。
とりあえず臭いが全くもって感じられないってだけでも凄すぎます。
もうウ〇コ目の前で嗅いでもわからないんじゃないかレベル。
さて、比較写真を撮っていないので文章での説明になってしまいますが、しばらく塗装すると真っ白な吸収缶のフェルト?部分がうっすら色ついています。
これは不織布マスクでも起こっていましたが、マスクをしなければこれだけ鼻から吸引していたことになるんですね。
こういったのが気になる方はやはり使用すべきだなと思いました。
もちろんいい所オンリーではなく気になる点もあります。
  • 人によっては息が苦しい
    顔にしっかり張り付く感じでマスクを装着するので当然ながら息は普通のマスクなんかよりしにくくなります。
    隙間が空いていれば当然の如く息はしやすいのですが、それじゃあ意味がないですからねw
    人の呼吸器(肺活量)の違いがどれくらい違うかなんてものは流石に私からではわかりませんが、もし吸引が弱すぎるような人の場合だと少し息苦しいのでは?と思います。
    (いや、そもそもそこまで弱かったら塗装していいのか??あたりから疑問なんですが)

  • 暑い
    ぴったりしている分一般的なマスクより圧倒的に暑いです。
    顔にしっかり装着しているため眼鏡が曇るなんてことはないですがとにかく暑い。
    自分の呼気が口周りに全て集まっているので結露?みたいにマスク内は蒸れます。
と、この2点です。
夏場は正直辛いですw
とはいってもこんだけしっかりしたマスクはやはり使い道が大いにあると思います。
使い方によっては色々な臭いで気持ち悪くなったり新築の家の匂いがダメな人とかめちゃくちゃ効果あるんじゃないかな?
女性のマニキュア塗る時だけとかでも使えるのではないでしょうか??
少しのデメリット(暑さ)大きなメリット(快適さ)が手に入るのでやはりいいものですね!
大体マスク本体が2,000~3,000円程度、吸収缶が500~1,000円程度。
しっかり保存したりしておけばランニングコストもこの効果でなら気になりません。
塗装をするモデラーさんには強くお勧めします。本当にストレスが減るので。

室内塗装の方は「塗装ブース」を所持していないならそちらが正直優先です。
塗装ブースや換気などしたうえで、さらに気になるなら購入する感じが良いと思います。
いや、予算が潤沢なら全部一緒に買うのが一番ですw

ブースのレビューや参考記事は以前書いているのでよければ⇓

使用してからもう1年半程度、超高頻度に使ってはいないのですが、がたつきも故障も特にないです。
ごくまれに外で他の作業(粉塵もガードできるので)にも使えたので、これは購入してかなり良かった製品でした!


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