正直影薄いよな。この作品。
突然Disみたいな一文から始まりましたが決して嫌いという作品ではないんですよ!!勘違いしないで!!
カービィシリーズのナンバリング作品としては最後の作品である「カービィ3」
星のカービィ64なんてのもありますが、あれはナンバリングでは無い…はず…。
スーパーファミコンのソフトとしても最後期の作品であり、この時期(1998年)に発売されたソフトはもうほぼ無いに等しい時代。
3月発売の「星のカービィ3(任天堂)」→4月発売の「ロックマン&フォルテ(CAPCOM)」
スーパーファミコンはロックマンを最後にカートリッジ式の通常販売ソフトを終了します。
発売時期が本当に末期であった為、カービィ3の影が薄いことに大きくつながる事になるんですね。
SFCのカービィといえばどうしても「スーパーデラックス(SDX)」でしょうし、ここは仕方のない所か。
後年に「Wii:20th カービィコレクション」や「WiiU:バーチャルコンソール」のおかげで認知度が復活しましたが、やはり知らない人は知らない状態ですね。
絵本のような世界観
箱絵をみてもらってもわかる通り今回のカービィは色鉛筆で塗ったようなのんびりな作風です。
難易度はのんびりしてねぇけどな!!
ナンバリングタイトルを冠しているだけあって、しっかり「2」からパワーアップしています!
2でのオトモ下僕であったハムスターの「リック」フクロウの「クー」マンボウの「カイン」は続投!
猫の「ナゴ」鳥の「ピッチ」…タコで良いのかな??「チュチュ」と新しいオトモが3体追加!!
うーん!ここまで増やされると正直使い道に困るよね!!
このナゴ・ピッチ・チュチュは当時のコロコロコミックで連載していた漫画版「星のカービィ」で頻繁に登場していたので、キャラクターとしては知っている人が多いのでは??
星のカービィ2の時と同じく各種オトモ+コピー能力はそれぞれに専用技が設定されています。
カインのアイスやクーのカッター等、一部変更になったものは有りますが基本的には「2」と変わらない使い心地。
新たな3体は完全に別物の能力なので
「懐かしいコピー技を使ってもよし!」
「新しいコピー技で遊んでもよし!」な作品です。
SDX感は無いが、しっかり2Pプレイ対応!
どうしても「SDX」と比べてしまいがちな本作ですが、しっかりと二人で遊ぶこともできます。
SDXのように「コピー能力」をプレイアブルキャラやCPUにするのではなく、今回は固定キャラを使用する形となります。
ダークマター一族でありつつも全くの邪念も無くのんびり顔の「グーイ」ちゃんが2Pキャラです。
星のカービィ2では「同じオトモを取得していた時に出てくる例のアイツ」にそっくりですが別キャラらしいですね??
グーイはカービィの体力の半分を使用する事でどこからともなく現れます。
舌でペロン!吐き出す!まではできるのですがコピー能力は使えません。
グーイを呼ぶことでカービィの体力は半分になるわけですが、グーイを吸い込んで飲み込めば体力は回復します。
勿論グーイは消えてしまうんですけどね。
カービィの体力が1の場合にも呼び出せるので、「呼び出す」→「飲み込む」をすると体力が2になります。
というわけでどうしてもなごり押しプレイがしたい時には等価交換の法則を無視した緊急回復アイテムになるわけですね!
凄いぞ!グーイ!!
数々の個性的なキャラ、そして…
カービィシリーズと言えばやはり個性的なキャラクター&ボスですね。
今作はステージ数も少し控えめな5ステージ構成なのですが、キャラクター数はまぁまぁ多いです。
カービィ3で登場したキャラはなんだかんだ後続作品である「64」や「スターアライズ」でも確認する事ができます。
一部全力で気持ち悪い敵もいるのでこいつはリストラしてもらいたいですね!!
その名も…「マリエル」
遠い時は黒い毛玉野郎なんですが、近づくと足が出てきて歩いてきます。
本気で気持ち悪い。しかも吸い込んで飲み込むとダメージまで食らうクソ仕様。
是非ともこいつだけはこれからの作品では出ないで頂きたい!!!!
毎作恒例の「ウィスピーウッズ」は「おまえほんまに同種か??」ってぐらいに行動が違ったり、
スタアラで再登場を果たした緑のタヌキと赤いキツネのコンビである「ポン&コン」
カービィ2のボスをバンバン召喚し、強烈な4連戦を叩き込んでくる「アド」等面白い敵がわんさか入っています。
特に何も集めずにラスボスであるデデデ大王を倒すと通常エンディングに突入します。
カービィ2のように帰路につくだけのシンプルなエンディングですが、オトモ達は出て来ずグーイとのんびり歩いていくだけ。ここはちょっと寂しい。
エンディングの最後には当然の如く「?」と大きな目玉が登場しEND。
今作もそうですが当然裏ボスがいるわけですね!!
プレイしていても普通に気づきやすいですが各種のステージごとに隠されている「ハートスター」を全て取得する事が条件となります。
少しだけ面倒なのが「各ステージでハートスターを集めたら、そこのボスを倒して浄化すること」も裏ボス条件です。
少しわかりにくいですが「ハートスター」を集めただけでは裏ボスに会えないというわけですね。
全5ステージ浄化後にまたデデデ大王を倒すと裏ステージである「STAGE6」へ突入する事ができます。
今まで集めたハートスターが集まっていき…「ラブラブステッキ」へ!!
うーん。どうにかならなかったのかこのネーミングwww
今作の裏ボスも「ダークマター」一族。しかし第1形態から「2での最終形態(リアルダークマター)」として始まります。
このリアルダークマターを討伐すると…親玉である「ゼロ」の登場です!!
最終ステージの独特なエフェクトによりかなり戦いづらいですね。
至らぬ点も少しあるけど、「カービィ」はしっかり楽しめる
オトモが全6匹になり、ボスの動きや色鉛筆タッチの独特な世界観。
ポップでキュートをそのまま楽しめるカービィ3ですが、正直残念な所も少しだけあります。
- 中ボスのタイミング
最初の頃は全くと言っていいほど出て来ない中ボス達
「2」では結構頻繁に出てきてくれたのですが、ステージ後半からめちゃくちゃ出てきます
「2」を遊んでいた人なら問題ないですが、突然始まる中ボスラッシュは子どもにきついのでは…?? - 無敵時間の少なさ
ごり押しするな!!といえばその通りなのですが、カービィ3は歴代作品の中でも一番無敵時間が少ない気がします
気を抜いているとというか、ダメージを食らったらすぐに立て直さないと連続でダメージを受ける事も
これによって難易度は結果的に高めになります - ミニゲームのえぐさ
ハートスター取得条件にもなる道中のミニゲームがかなり難しいです
人によってはこれのせいでクリアできなかった人もいたのでは??
いや、まぁここまでは良しとしましょう
全クリ後に遊べるミニゲームのみを集めた「MG5」、そしてMG5をノーミスクリア後に出現するミニゲーム「Jumping」
これをクリアしないと100%にならないのですが、控えめに言って難易度が鬼畜
Jumpingは連続10回成功で%が上がるのですが8回目以降からは「当たりマスが1つだけ」という難易度。これは無理だよ!!!
と、どうしても同世代に発売されたSDXと比べてしまうと「遊びやすさ」という点からは少し離れてしまう印象が強いです。
とはいえカービィは本来「なんとなくクリアするなら簡単!」「本気で遊ぼうとすると難しい!」という方向性のゲーム。
「最近のゲームってむずかしすぎ」
「もっとサクサク遊びたいよね」
うーん。こうは書いてありますが十分難易度高いんですよねぇ。
星のカービィ3もガッツリしっかりカービィ世界を楽しめるので興味がある方は是非とも一度プレイしてみてください!
Switchを持っていて「ニンテンドーオンライン」に加入しているならだれでも遊べますよ!
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