私は1年程度マランツプロのマイク「MPM4000U」を愛用していたのですが、実は以前にMarantzのマイクを所持していました。
それが「MPM1000J」コンデンサーマイクとしては低価格帯で結構有名な製品です。
実売価格は5,000~7,000円程度。破格の安さです。
セールがかかっていた時に購入したのですが、これといってレコーディングする機会も無く、配信を始めてからも手持ちのオーディオインターフェイスに接続する事も面倒。
結果的に3年寝かせていました。ごめんやで。MPM1000ちゃん。
マランツプロ MPM-1000J
開封の儀
本体はオール金属製の筐体で本当に格安マイクなの??ってぐらいにカッコイイです
付属のスポンジはあくまでオマケ程度。装着して話すと少しこもります。これはスポンジの宿命
付属の三脚スタンドはあくまでオマケ程度なので過信は禁物
しかし購入して即使える状態なのは本当に良いですね
仕方のないことなんだけど…ダサいwww
音質のテスト音源
さて、マイクですからね。
気になる所はやはり音質かと。とはいえ使用しているソフト、オーディオインターフェイス、録音時の状況などによって変わると思うのであくまで参考程度に。
以前AG06MK2を購入レビューした時の動画にテスト録音の音声がありますので、こちらを参考にしてください。
Neolight アームスタンド
今までの配信用マイク「MPM4000」の時は直立型の重いマイクスタンドを使用していました。
折角コンデンサーマイクを使用するのであればブーム型のマイクスタンドを使用していきたいですよね。
コンデンサーマイクは衝撃に弱く、収音が強いので地面の振動の音を拾いやすいです。
だからこそのショックマウントを使用して余分な音対策をするわけですが、やはり浮かせた方が色々な面でメリットが高いです。
アームスタンドは色々な種類があるのですが、去年誕生日プレゼントに頂いて寝かしていたスタンドがあるのでこちらを使用していきたいと思います!
開封の儀
一応メーカーは「Neolight」との事ですが、中華OEM製品だと思われます
ありがとうNさん!!
本体、テーブル固定台、ショックマウント、マイクホルダー、ベルト、変換ネジ
基本としての製品は全て入っているので十分ですね
多言語かつフルカラー印刷の説明書です。初心者なんかにはこれ凄く嬉しくないですか??
取り付け手順や組み立て方法などが丁寧に書かれています
スプリングが見えるのは好みが分かれるかもしれませんね
重量級のマイクを接続する場合はスプリングの位置を変えていきます
土台のネジ取っ手はプラスチック製ですが本体はしっかりと金属製です
ショックマウントなどはプラスチック製。金属製なら絶対的な安心感がありますが、まぁおまけですしね
うーん!やはりこういうアーム式のものはカッコいいですねぇ!!
硬さや保持力にも大きな問題はなさそうです
キクタニ ポップブロッカ― PO-8
さてオマケみたいなレビューも一つ。
MPM1000Jに付属しているウレタンフィルターは悪くないのですが、少しマイクの音がこもります。
屋外での録音作業なんかではスポンジ製って良いのですが、室内配信用だとあまり向きません。
というわけでコンデンサーマイク用のポップガードを購入!!してはいないんですよねぇ…w
こちらも私が以前購入し寝かしていたものですw
折角なので簡易的な開封レビューも載せておきます。
直径13.5cmのポップガードです。メタルメッシュってかっこいいですよね
アーム部分はグースネック式ですが、流石キクタニ。かなりしっかりしています
自分が固定したい位置にしっかりと保持ができるので落ちて来たりすることはありません。ここが安物との違いですね
ポップガードにはいくつか種類があるのですが、私はメタル式が好きです。
価格帯的には少し高めになりますが、布式にくらべて洗える、音がクリアになるメリットがあります
逆に布式の低価格コストパフォーマンスに優れる点や手軽さなどと比較して自分に合う物を選ぶのが良いチョイスだと思います。
超!いまさらですが!
ポップガードがあると「吹かれ」という「ポッ・プッ」みたいなマイクに息が当たった時の音の軽減。
コンデンサーマイクは水分に弱いので唾がかかることの防止などの為に使用するアイテムです。
全合体!!全てを設置するとこんな感じ!
さて、一気に
「MPM1000J」
「アームスタンド」
「PO-8」
と一気に3つ紹介しましたが全て取り付けていきましょう!
もうこれだけでテンション上がりますよね!!総額1万円程度のセットとは思えないレベルっすわ!!
やはりこういった見た目のテンションの高さは大事!
取り付けは作業机に取り付けて使用したい用途に合わせてアームを動かす…。。。
うーん!便利で良いですね!パソコン配信も塗装配信も、色々対応できて満足です^^
全体的な一括総評
MPM1000Jの感想
良い点
- 安い
これだけで正義
バックエレクトロニックコンデンサーなので高額帯マイクに比べたら音質は悪いですが、この値段でこの音質は素晴らしいです
とりあえず予備マイクとしての購入でも良いレベル - 全てが入っている
ショックマウント、スタンド、ケーブルと欲しい物がとりあえず全て入っているのは良いですね
先ほどの値段部分と合わせてコスパ良すぎない??
悪い点
- マイク以外の品質の悪さ
全部入っているのは嬉しい!けどお世辞にも品質が良いとは言えません
三脚スタンドはあくまでオマケ程度のものなので、MPM1000Jの自重に負けてこける場合もあります
これはMPM4000と同じですね。同じくショックマウントの可動部のチープさが目立ちます
可動部が少し緩いのでマイナスドライバーでしっかり締めてあげるとマシになります
あくまで付属品はオマケの認識が必要です。マイク本体に関しては文句無し
アームスタンド
良い点
- しっかりと稼働してくれる
動かすときのアームの固さや保持力に全く問題無し!
いや、そりゃそうでしょ!ってツッコミはわかりますが、案外これしっかり作っていないアーム多いんですよね
そりゃもちろん高額帯のアームを購入すればしっかりしてますが、今回のマイク程度の重さならこのアームでOKだと思います - 耐荷重変更ができる
ここも地味に嬉しいポイント
公式表記は2㎏まで。2㎏を超えるマイクあるの…?と思う人がいるかもしれませんが、これにショックマウントやリフレクションフィルター等を取り付けると結構簡単に超えちゃうんですよねぇ
もちろん高額マイクや金属製ショックマウントなどでも超えます
自分の用途によりけりだとしても変更できる点はシンプルにありがたいです
悪い点
- 本体と土台の干渉が強い
アームと土台の接続は差し込み後のネジ留めになるのですが、ここの差し込み部が少し雑
干渉すると思いきや、遊びがあるというかカタカタするというか、すり鉢状になっているんでしょうかね??
しっかりとネジを締めればしっかりと固定してくれるので問題ないといえば問題無いのですが、横方向に動かしたい時には少し気を使います
この価格でこの機材を購入できるのは強い
と、上記に書いた点が総評となります。
しかし両方合わせても1万円以下で購入できることを考えると物凄いです。
老害発言ですが私が若い頃にはこの値段でこんなマイクやスタンドは購入できませんでしたもんw
配信者なんかはAG03MK2などを始めとする配信ミキサーを好むと思いますが、これらを使用する場合はUSB方式のマイクは使用できません。
必然的にXLRマイクケーブル方式のマイクを使用する事になります。
カラオケボックスなどでよく目にする「ダイナミックマイク」を使うことはできますが、音質面では少し避けたいと思うのが本音。
※とはいえダイナミックマイクはコンデンサーマイクと比べて音を拾う方向性(指向性)が強く、雑音対策面や他の視点だと十分な選択肢にも入ります
しかしコンデンサーマイクは高い。その点あくまで入門用としての1本!!という意味では良いのではないでしょうか??
巷で人気のオーディオテクニカ「AT2020」なんかも当然いい製品ですが1万を超えるのでマランツ2本分。
「ミキサー購入して、ヘッドホン購入して、キャプボ買って、、、あ…」
なんて少し初期投資に金欠気味になるのであれば十分な選択肢に入ると思います。
後々良いマイクを購入後は雑に使えるマイクとしてやサブマイクで運用していけるので大きく腐る事は無いと思いますね。
高音質で凄いじゃん!!とはなりませんが、価格を考えると満足度が高い製品ですが、オーディオインターフェイスを使用しないで手軽に声を撮りたい場合はUSBマイク等をお勧めします。
あ、ちなみにコンデンサーマイクは1本買うと仲間を呼ぶんで気を付けてくださいwww
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