2021年現時点で最初で最後のシュミレーションRPGタイプのメダロット
それが、「メダロットナビ」です。
立ち位置的には「外伝作品」のジャンルになると思います。
前回紹介した「メダロットG」は「5」の続編としての外伝ですが「NAVI」は何かの作品の続編ではありません。
とはいえ世界は同じ世界らしくパラレルワールドでもありません。
これは「全ての作品が繋がっている」メダロット作品でおなじみですね。
時系列でいうと
- メダロット4
- メダロットNAVI
- メダロット5
※ゲーム内で「クラスター事故」関連の話題が出る。これはメダロットナビの話
と現実での販売順になっています。
GBA最初のメダロット作品
ゲームボーイアドバンスが発売されて半年程度経った頃にNAVIは発売されました。
(2001年9月7日)
当然の如く2Verでの発売でパッケージはシンプル。これがまたカッコいいんだ…。
GBA初期のソフトではありますが個人的には「名作」の1本だと思っています。
今までのメダロットとの大きな違いは2つ。
- シュミレーションRPGである
- 「藤岡建機」氏がメダロット・キャラクターをデザインしている
一つ目の「SRPG」は最初に触れたとおりです。
今までのメダロットのように「シャトルラン方式」のロボトルスタイルは廃止されています。
12×12マスのフィールドで「AP」と呼ばれるエネルギーを使い1ターンごとに行動を決めていくタイプ。
最大「5vs5」のメダロットでロボトルファイト!!
わかりにくければ「スパロボ」や「Gジェネ」や「FE」などを思い浮かべてもらえるとわかりやすいかと。
シュミレーションなので正直難易度は高め。
「AP」の概念や移動時のマスに対しての「コスト変動」
「陣取り」のように相手のマスを奪いつつ「従来のロボトル」のような戦闘自体も考えなくてはいけません。
「僚機がいる間はリーダーにダメージ減退が入る」ようになっている為「最速で相手のリーダー機のみを狙う」という戦法が簡単にはできないようになっています。
本当に良くできているゲームです。
Gジェネでもここまで難しくないぞ…??
これ以外のルールは従来のメダロットとほぼ同じです。
「頭」「右腕」「左腕」「脚部」に「メダル」をはめて動くのが「メダロット」
頭部を壊されたらその機体は即敗北。相手のリーダー機の頭部を壊した方がロボトルの勝者です。
今までのメダロットとの違い二つ目。
「藤岡建機」さんがデザインなどを担当しているのですが、この方の機体やキャラデザは本当に素晴らしい!!
当時コミックボンボンを読んでいた方ならわかりますが「メダロッターりんたろう!」を連載していた漫画家・デザイナーさんです。
「えちちな女の子」と「情報量の多いメカ」を描かせたら天下一品に入る一人だと思っています。
おなじく味のあるメカとロケットBOINの神、ロボットポンコッツの作者「タモリはタル」先生もいますねぇ。当時のボンボンは凄いわ。。。
その藤岡建機先生がキャラデザも機体もデザインし、漫画連載までしたのが「メダロットNAVI」
今までのメダロットはゲストと言いますか他の方がメダロットデザイン等に参加していましたが、「ほるまりん」先生無しのメダロットは当時なかなかの衝撃を受けたのを覚えています。
連載版のメダロットナビはゲーム版メダロットナビの「前日譚」と「あるキャラたちのその後」だったと思います。
幻想的かつ、哲学的な漫画だったような??
「あるキャラ達」はその後「メダロット5」にて名前が変わって登場しているんですよね。
前作の「りんたろう」のハイテンションドタバタギャグに比べてしっとり絵本みたいな作品なので読み返したいですねぇ…。
今再販して単行本とか売っているんだろうか??
機体のカッコよさやメダロットピックアップは後々紹介するとして、女の子キャラの可愛さを見てもらいましょう。
な?どうだい?可愛いだろ??
いやー、色褪せませんねぇ。
というわけでこの藤岡建機氏がデザインを担当したことによって今までと空気が大きく変わった作品がメダロットNAVIなわけです。
少年少女(宇宙)漂流記
ストーリーは主人公「カスミ」がNo1ランカーメダロッターである「シデン」と共に 「宇宙メダロット」 を見つける所から始まります。
学校の旧校舎で見つけた宇宙メダロットの名は「ミストラル」
ミストラルを見つけたカスミは一躍時の人に!
ロボトルランキングを運営しているロボトルリサーチ社(RR社)にてミストラルは宇宙ステーション「クラスター」に展示される事に。
ミストラルはメダロットの謎を紐解く大発見になるかもしれない!という功績でカスミの学校のクラスメイト全員がクラスターに招待されます。
クラスターに到着したクラスメイト全員はウキウキでクラスターを探索し始めますが、シデンは「あの日の事を詳しく聞きたい」とカスミを呼び止めます。
カスミはシデンについていくと部屋に閉じ込めて「交渉をしよう」とメダロットをけしかけます。
「君はあのメダロットから何を聞いたというんだ!?!?」
状況がわからずリミッターの外れたメダロットに襲われそうになる窮地に陥ったカスミ。
メダルをこの時失くして(奪われ)いたカスミはとっさに「旧校舎で拾ったメダル」をRR社の新型メダロットに装着し…
暴走メダロットを新型メダロットで撃破したカスミですが大事件が勃発。
この後クラスターは宇宙漂流をし始めることになり、カスミとクラスメイト達はクラスターと共に宇宙を漂流し始めます。
果たしてカスミたちは無事地球に帰れるのか!?
という中々熱い展開から始まる物語です。
今までのメダロットと比べると少年漫画のように展開されていきます。
ここは好き嫌いがあるのかなー、僕は好きなんですけどね。
物語の後半では「主人公機」がパワーアップし、仲間達の機体もパワーアップします。
その他にも新たに判明していく新事実、そしてラスボス…
上手にまとめれば2クールのアニメにできるのでは??ほら!いまこそアニメ化ですよ!イマジニア!!
畳みかけるような展開!展開!という点は今までのメダロットより「1本の物語」感が強いです。
圧倒的なメダロットの進化を感じろ!
さてここからはゲーム面などなどを話していきましょう。
GBA最初のメダロットかつ当時の連続発売の割には画質や音楽はなかなかの一言。
あれ?こっちに力入れすぎて「5」にしわ寄せいった??
BGMは相変わらずカッコいいのですが、残念な事が一つ。
まだ技術が追い付いていなかったのか少しノイズが入ったり、音が割れてしまったりする所も。
これはメダロットクラシックスでプレイしているからかもなのですが。
それでもOPムービーの魅せ方、スタートする時の「メダロット ナビ」というボイス読み上げ、コンピューター「NAVI」システムのボイスはその音質劣化など些細な事に感じるぐらい良いんですよ。
お次はグラフィック面など。
メダロット達は腕も脚も戦闘中に動き、初見時は本当に感動しました。
攻撃エフェクトなどは控えめですが、走って攻撃するのは凄い。
「これだよ!!僕が見たかったメダロットは!!」
マップの代わりになる「クラスター」の移動は疑似3Dのように表現されており、移動中は変なカクつきや処理落ちも在りません。
戦闘中にはCPU思考時間が少し長い時もありますが、従来のシンプルなメダロットと違い更に複雑なゲームシステムになった為仕方ないかと。
毎作恒例トラウマ語り
いやーNAVIのトラウマかー、探さないと無い…
わけないだろう。
むしろトラウマてんこ盛りやで。メダロットNAVI。
本当に大好きな作品だからこそのトラウマモリモリダメロットですわ。
むしろどれから語るべきなんや!!
カッコイイぼくら
これ最近再プレイしたので気づかなかった。
というかクワガタVerでは再プレイも平気だと思います。
彼らの猛威がブンブンなのはカブトVerのみ。
なにがヤバいのか??それは「こちらが何もできなくなる」事でしょう。
メダロットNAVIは何をするにも「AP」というエネルギーを使います。
移動・攻撃・メダチェンジ・メダフォースと全てにAPを使います。
このAPは「強い攻撃」であれば「多く消費」しますし、「遠くに移動」すれば「多く消費」します。
逆に言えばAPさえあれば強い攻撃しながら移動しまくる事も可能です。
このAPの補充はターン開始時に「メダルのレベル」「ジェネレーターの有無」「脚部の推進値」等で貰えるAPが決まります。
メダルのレベルが5ごとに+1AP=メダルのレベルの高さがそのまま全ての行動に直結します。
ちなみにメダルのレベルが高ければ高いほど防御値が高くなる等の所は通常メダロットと同じです。
さてこの「カッコイイぼくら」はそこそこ序盤に登場するチームです。
こちらのメダルのレベルがあまり高くないため、AP値が最初から少な目なんですね。
まぁここはいい。
カッコイイぼくら(以下イケメン)との戦闘フィールドは「海」フィールドなんですね。
メダロットには「脚部適正」という物が有り、自分の適性に合わない場所では能力を発揮できません。
これは以前の作品でもそうだったのですが、ここはメダロットNAVI。
行動の成功率が下がる上に移動のAPも多く消費します。
プ!ラ!ス!
相手のメダロット「アクロシールズ」が「ジェネレーターダウン」という妨害をするんですね。
これは「ターン開始時の貰えるAPを下げます」
どれだけヤバいかわかりますでしょうか??
一言で表すなら「動けない・当たらない」
おい。ふざけんな。
ちなみにメダフォース撃ちたくてもAP無いから撃てないよ!!
そもそもレベル10になってないパターンもあるかもね!!
ちなみにちなみに仲間メダロットの行動もうざいよ!
回復行動の「マリンヒーラー」
防御不能の「イカテン」
回避行動の「カネハチまーく3」
イケメンのメダロット達を楽しんでいってね!!
(# ˘•ω•˘ )
ここがカブトバージョンの最初の大きすぎる壁でしょう。
対策方法としては仲間メダロットの「ラーヴァ」を使う方法があります。
ラーヴァは「レベルドレイン」という行動が使えます。
このレベルドレインは相手のメダルのレベルを吸い取り、自分の物にします。
しかもこのラーヴァは潜水メダロット。海フィールドでスイスイ動けちゃいます。
このラーヴァのレベルドレインを駆使し、相手の攻撃力を下げ、とりあえずジリ貧ながらもチマチマ攻撃していく戦法が勝利へのカギです。
ちなみにクワガタVerの場合は「ソニックスタッグ」が変形するだけでサクッとアンチシーでおしまいです。
僕は初代以外クワガタで進んできたクワガラーなのでこのトラウマに気づきませんでした。
弟は大変だったろうな…。。。
もっと語りたい…のだが!!
と、少しトラウマを語っていたらサクッと5000文字オーバーしていますね。
一応メダロットNAVIの説明は何となくしていますし、まだまだまだまだ大変だけど語りたいことが多いのですが、この続きは別の機会にしようかと思います。
本当は改ページで書こうかな??なんても思ったのですが、目次や見やすさを考えて泣く泣く別の記事にします…。
メダロット作品で実は1番と言っていい程に僕はNAVIが好きです。
魅力的な機体、進化したシステム、かわいい女の子、ストーリー。。。
今回語れなかったバグの多さを考えても、最高傑作だと思っています。
ここら辺のトラウマ語りは次回ね!次回!
メダロットクラシックスプラスでNAVIが収録されると聞いて「あ、買います」状態でしたからねw
メダロット知らない人はNAVIから始めても良いと思います。
メダロットを知らなくてもこのゲームシステムに慣れれば問題ないので。
良い作品なのでオススメです。難易度の暴力を除けば。
というか当時も今までの経験を活かせなかったメダロッターがいたはずですw
本当にメダロットNAVIで2作目出してくださいよ!!!イマジニアさん!!
それかバグ無しフルリメイクだけでも良いんで!!1本6,800円までなら出しますって!!
恒例のメダロット配信ご紹介のお時間です。
先ほどお話したイケメン共にしっかりと蹂躙されましたよ!
この記事を読んで興味が出た方も、そうじゃない方も、宜しければ視聴してみてください(・∀・)!
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