コラム

子どもの学ぶ機会が減った事

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“学ぶ”
これから連想するのってなんでしょうか?一般的には勉強ですよね。
今回お話したいのは、子どもが「様々な事について学ぶ」という機会が減ったなと思ったことです。

最近新宿外苑前での火事がありました。白熱電球からカンナクズに火が付いた奴ですね。
大学生の展示物とのことですが、学ぶ機会が減ったことも一要因なのかなと私は思ってます。

  • LED主流の現代に、白熱電球が高温になることを知らない。
  • 何が燃えやすく、何が燃えにくいのかなんてもちろん知らない。
  • 焚火禁止で裸の火を見たことがない、火をつけられない、火の扱い方を知らない。

もちろん事故はこれ以外の要因があり、責任も運営側にあります。
しかし、こんな燃えやすい事を誰かがちゃんと知っていれば防げた事故なのではないのかとも思ってしまいます。
今や公園でボール遊び禁止、声出すの禁止、走り回るの禁止。
禁止禁止禁止。
近所の公園でもそんな看板をよく見かけます。子ども達は3DSをかたまって遊んでいる。

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禁止!!

 

いやー、なんだこれ。確かに事故を防ぐ・迷惑をかけない・苦情が出ないようにしたい。
リスクヘッジは大事だけどここまでしなくても・・・。
 
遊具もギリギリのブランコのみ。私が小さい頃にあった回転ジャングルジムやらなんやらはなし。
確かに小さい頃はあれを高速回転させて、吹き飛ぶ子もいました。(全国的には事故も多かったはず)

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よく全力で回しましたよね

 

でも、ある程度の危険や、使い方を学ぶ場所でもあったと思うんですよね。
必要なのは遊具の作りを見直したり、安全確認。その後は子どもに大人が使い方を教えてあげる。
結局どんなものだって危ないんです。

ブランコでさえ、下をホフク前進して後頭部を強打した子どもだっているんですから(私です)

最適化しすぎても

私が小さい頃より何もかも便利になりました。
調べ物はネットでサクサク。連絡もネットでサクサク。ネット大発達時代です。
しかし、ネットで出てこない情報の調べ方、大切な人への手紙の良さ。
なにもかも最適化しすぎても・・・と思います。

ネットしか知らないこれからの人は図書館での調べ方まで知らない人も多くなるのではないのでしょうか?
逆に本当にすべての情報がネットになる時代が来るのかもしれませんが、それはまだまだ未来の事。
それこそこんな便利なものが溢れている状況時に震災がきたら使えなくなることを全く考えない人も多い。

もし便利なものが一時的に使えなくなったときの為に、水の取り方、暖の取り方、食物の作り方みたいな最適化されてない知識もあったほうがいいと思います。

効率化された物の中身

上記の話題と似ているのですが、“なぜそれが使えているのか”を考える機会も増やしたいものですよね。
  • ライターなんか一押しで火が付く。でも仕組みはよくわからない。
  • スイッチONで蛍光灯はつく。でも仕組みはよくわからない。
  • 仕事の効率化された行程をなんとなくやる。でも意味合いはよくわからない
「苦労を買ってでもしろ!!」というわけではなく、その中身を知っておくことって大事だなと。

効率化されてない物って「効率化するためのパーツ」なんですよね。
何で構成されているのかわかれば更に効率化することも可能だったりしますし。
小さい頃に効率化されてない物に触れる機会があるといいですよね。
(竹ひごで飛行機を作ったり、1から火を起こしてみたり)

まとめ

仕事で若い子と話していると、「なぜこんなことも知らないのだろう」と思ったりもしますが、大人の責任もあるんだろうなと考えたりします。
 
むやみやたらに体験させるのも考え物ですが、子どもの学ぶ場・体験できる場ってのが少なくなるのを防げない物なんでしょうか?
もし子どもと触れる機会があれば「虫捕り」でも「ザリガニ釣り」でも教えてあげたいなぁ。なんて事も思います。

が、最近都内ではザリガニ釣れないか汗

無駄な知識なのかもしれないけど、その無駄を無駄にするかしないかはその子次第ですから、子どもの学ぶ機会を増やしてあげたいですね。

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