トランプフィーバー、トランプ大統領・・・ニュースを付けると毎日トランプトランプ!
いや、ここはトランプさんの事を書くような高尚な経済ブログではないです。
ニュースの表記を見ると「米:大統領」 みたいな書き方よく見ません??
そして、ふと思いません??
なぜ米なんだ!
そんな疑問頭に生まれたりしませんか??
漫画で「コメリコ」なんて国が出てきますが、アメリカなので関係ありません。
それにエリザベス女王のいるイギリスは「英」と書かれます。
まぁ英語からとったんでしょ!と発想するのは早いのですが、あれ?
なぜ英なんだよ!!
今回はそんなコラムです(*・ω・)ノ
アメリカを「米」と書く理由
米の生産量が世界1なのか?いやいやそうじゃありません。
アメリカを日本で表記する場合「米」な理由は二つ。
- アメリカの正式な漢字表記から
亜米利加(アメリカ)と漢字表記するのですが、これ見慣れませんね。
この米の部分だけとって「米=アメリカ」として馴染んでいるわけです。
ちなみに1800年代の書記にはもうすでに「米国」と使われていた模様。 - アメリカの事を「メリケン」と呼んでいたため
American(アメリカン)が「メリケン」に聞こえるため、昔の日本人はアメリカを「メリケン」と呼んでいました。
そしてその漢字表記である「米利堅(メリケン)」から米の字を取ったわけです。
メリケン粉・メリケンパンチなんかのメリケンはここから来ています。
代表的な理由はこちらのふたつ。どっちが早いかどうか、どっちが正しいかは諸説あります。
補足ですが、亜米利加の「亜」をなぜ使わないのか??
これは亜細亜(アジア)等の表記と混ざるためと言われています。
イギリスを「英」と書く理由
紳士の国イギリス。紳士といえばイギリス。
そんなイギリスの表記は「英語」からもわかるように「英」です。
歴史をかじっている人ならご存知ですが、アメリカは建国してから案外短いので、本来英語はイギリスの物です。
(アメリカの物だと思って案外知らない人が多い・・・)
英語だとしても「English」は英の字もありません。英表記の理由は・・・
- 英吉利から来ている
これです。これでイギリスと読みます。「え」の発音ないじゃん・・・。
違うんです。
昔はこう書いてイギリスを「えげれす」「えぎりす」と呼んでいたんですね。
現代に近づくにつれて正式な発音は「イギリス」にはなったのですが表記は変わらず。
そのため「英」のままなんです。
さいごに
さて折角だからその他の国々の漢字表記も見てみましょう。
- 独逸(ドイツ)
- 阿蘭陀(オランダ)
- 仏蘭西(フランス)
- 伊太利(イタリア)
- 露西亜(ロシア)
- 阿弗利加(アフリカ)
- 印度(インド)
- 濠(豪)太剌利(オーストラリア)
オランダの「蘭」やドイツの「独」はわかりやすいですが、見慣れない表記も多いですね。
埃及(エジプト)
みたいなかなり珍しい表記もあります。まず現代では見ません。
(ちなみに由来はアイギュプトスから来ています。埃=アイ 及=キュウ)
現代ではある意味全く役に立たない漢字表記の国々。
いつか子どもや他人に聞かれたらドヤ顔で答えてやりましょう(*・ω・)ノ
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