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初心者向け「アコースティックギターの弦交換」【動画付き】

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私はギター触ってからなんだかんだもうそろそろ20年近くになるんですねえ・・・。早いもんだ。
ギターに限らず音楽機材は都度メンテナンスしたり消耗品の交換をしているので当然になっていましたが、結構初心者さんでつまづくというか、よく聞かれるのが「弦交換」なんですよね。

あまりにも当然すぎて全く気付かなかった。

私ずいぶん昔に「初心者の為のギター講座」なんてものをYouTubeなんかにあげていたりしていたんですけど、そこでも一度弦交換動画を取り上げたことがあるんです。
しかし、当時の説明悪くないけど細かいところがわかりにくいな・・・と。
(まぁ撮影機材やら編集やらすべてを含めて10年以上も前の物ですし・・・YouTuberなんて言葉も全くない時代ですねぇ、MEGWINさんがまだ圧倒的強者でしたよね、イヤー黎明期のYouTube懐かしい・・・)

Twitterで「弦交換を詳しく教えてください!」なんてリクエストをもらったのでいい機会でしたし、しっかり動画を作り直すか!!なんて思い立って弦交換説明動画を作りました!

基本的な説明はこの動画内でしっかりしてあるのですが、文字ベースで読める記事もあった方が良いと思った+補足説明があるといいなと思ったので今回は記事にも少しまとめておきます

動画の内容
  • ブリッジピンの仕組み 00:30~08:30
    模型を用いて説明しています。
    弦が止まっている仕組みは「テコの原理」のような状態で止まっています初心者さんがよく「弦交換したのに弦が抜けてしまう・・・」というのは
    弦のボールがブリッジピン直下に止まっている=抜けてしまう
    事がほとんどです。

    回避方法は少しだけ弦の先を曲げて、気持ちひっかかりやすいようにまっすぐ穴に入れないことです。
    ピンにしっかり引っかかっているか確認しながら張ると確実です!
    とはいえ外側から見えない・・・ので、サウンドホール(アコギの大きな穴)から手を入れて確認するとわかりやすいですよ。

  • ペグポストでの弦の巻き方 08:30~13:00
    ヘッド側の糸巻に弦を巻くのですが、人によって違ったりします。
    僕がおススメしている巻き方は「1周目が上、そこからは下を通していく」という巻き方です。
    弦の終端部(ピヨッと出ている弦の先っぽ)を上下で挟み込むことによって抜け・ズレなどが起こりにくいですこの巻き方はアコースティックギターだけの話ではなく、エレアコ・エレキなどギター全般で使え、ベースでも使える方法です。(楽器にもよりますが弦楽器のコマ巻きならほぼ対応可能)
  • 弦の外し方(ヘッド側) 13:00~16:50
    特に難しい所は無いと思います。
    動画内で説明していますが、弦を外した後にペグを巻いて弦を通す穴を一方向にそろえておくと一気に張る時に便利です。
  • 弦の外し方(ボディ側) 16:50~19:20
    ブリッジピンの固さには個体差があります。材質にもよっては全然抜けないことも。
    ギター用のピン抜きを使うのも良いですし、ピンを傷めないようにあて布をしペンチなどで抜いても良いです。ピンを抜く場合は必ず真っ直ぐ上に引き抜きましょう。
    「グリグリ」回したり、角度を変えながら抜くのはやめましょう。最悪の場合ピンが折れます。
    (弦を入れる穴が無駄に広がったりもします)

    サウンドホールに手を入れられる場合は手を入れて下から押してあげるとすんなり抜けたりもします。

  • ボディ側弦張り 19:20~26:45
    外側から弦を張るので
    「1弦→6弦→2弦→5弦→3弦→4弦」
    「6弦→1弦→5弦→2弦→4弦→3弦」

    みたいにとにかく外側から張っていけば問題ないです。外側から張る理由は「片側だけに力がかかりすぎないようにするため」です。
    通常ギターは6本の弦からの張力が強くかかっています。
    弦を全て一気に交換するときはこの引っ張る力が全てなくなり(弦を外すから)、片側から弦を張ってしまうと一部にだけものすごい力がかかってしまいます。

    ギターのネックが折れたり、ゆがんだりなんて事はめったにないとは思いますが、わざわざギターに無駄な圧力をかけてしまう必要も無いので私は両サイド外側から張るようにしています。
    (両側に力がかかればいいのだから、内側から順に張ってもいいかも?私はここよくわからないです)

  • 糸巻きの弦張り 26:45~33:15
    基本は「ペグポストでの巻き方」での説明とほとんど変わりません。
    弦の巻き方ですが「外巻き」が基本になります。
    アコースティックギターでいえば1,2,3弦は「時計回り」、4,5,6弦は「反時計回り」で巻き上げる感じです。エレキなんかはペグポストが一直線になっているタイプのギターは外側がわかりにくい場合があると思います。
    その場合は「ペグポスト(弦が巻かれる所)からペグ(手で回す所)の方向」が外側と判断すればほぼ間違いないはずです

    head

    ペグポストからの弦を巻くための遊びの長さですが、
    弦の太さペグポストの高さペグポストの太さ弦を何周巻くか理想とする弦の遊びの長さなので、突き詰めていくと細かく変えないとだめなんです。
    ですので最初は一定の長さから始めるといいのではないかと思います。

    難しければ指4本分の幅から気持ち短いぐらいで全てとってもいいと思います。女性なら指4本で大丈夫。
    Cm表記をするなら大体「5㎝~7㎝」の間ですね。
    ここの遊びが長い=弦が巻かれる長さなので長ければ長いほどチューニングが安定するまで時間がかかります。

    あまりにも巻く弦が長いと糸巻に収まりきらないこともあります。
    とはいえ短すぎると今度は弦を巻いて固定できません。
    とりあえず最初は男性なら指4本分の幅より少し短い程度の弦の長さを取って、女性なら指4本分そのままで大丈夫だと思います。センチメートルでいうなら「5㎝~7㎝」の間です。
    (7㎝も取ることはほとんどありませんが、ハード弦(太い)の6弦等の場合ごくまれに私は取ります)

  • 残りの弦張り 33:15~動画終了まで
    いままでのおさらいで残りの弦を全て張っていきます

なにかわからない・難しいなんてところがあればコメント欄やTwitterに連絡くださればわかる範囲でお答えしますのでお気軽にご相談ください!(*・ω・)ノ


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