「メダロット4」を語りたい

以前のメダロットを語りたい記事はこちら↓

初代メダロットの「アガタヒカル」、2～3を主人公として走ってきた「テンリョウイッキ」

アニメの放送もあったことで主人公として知名度抜群なイッキさん最終作品がこの「メダロット4」です

CMやボンボン紙面では「イッキ完結編！！」と押しに押していたのも強いイメージですが
「格闘技ならおまかせうぉ～↑」という
スーツを着たドークス(ロクショウ)のCMが印象的でしたねぇ。

今思い返してみるとなぜイッキさんこんな突然引退させるような感じで終わらせてしまったんでしょうか？？

本来なら3で終わりにしようと思ったけど、人気や知名度があったから・・・？？謎ですね。

歴代メダロットのゲームパッケージはいつもスタイリッシュなデザインだったのですが、この4ではメダロットの産みの親ともいえる「ほるまりん」先生の原作絵が使われています。

特別版には例の如くスペシャルホログラムカード付

両Ver共にイッキと共にカブトならサイカチス、クワガタならドークスが空を見上げているようなデザインです。

これ子どもの頃は正直ダサいと思っていたのですが、今改めて見ると最終回感が凄い。
しかし当時の子どもたちに刺さらなかったのか売れ行きはあまりよろしくなかった模様・・・。

ここらへんからゆっくり(いや、案外早かったか・・・)とメダロットは暗黒時代に落ちていきます。

歴代メダロットシリーズのナンバリングタイトルの売り上げはこんな感じ

メダロット　 22万本
メダロット2　48万本
メダロット3　23万本
メダロット4　11万本

売上本数から見ると「こんなに売れてなかったの！？」ってぐらい4は本数少ないですね・・・。

当時の状況を考えてもやはりアニメ「メダロット魂」が戦犯か・・・？？それとも前作3発売から1年も経たず発売されたハイペースが問題か？？

と、今回はあくまで本筋メダロット4を語りたいので魂の話はまた今度。

メダロット4の発売日は2001年の3月23日。2000年は超えていますが、それでももう20年前なのか・・・。

システムやゲームベースはほぼメダロット3と同じです。

当時品はメダロット3からパーツを転送できたり、互換性もばっちり。

3からのメダロットはさりげなく全機体4用に描き直されているのも驚きます。

追加機体の中に初代やメダロット2の人気機体が何種類かいるのでイッキ編完結！！と銘打つだけのイマジニアやナツメ(ロケットカンパニー)の本気を感じられますね。

あ、ちなみにクラフティモードはクの字も無いぐらい無かったことにされています。
レリクス・クラフティは最初からなかったんだ。いいね？

ゲームベースが同じですのでメダフォースやメダチェンジなどおなじみのシステムは続投。バトル中の目新しいシステムは今回は特になしです。

システム面で変わった所を挙げるなら、今作からはロボトル以外の戦闘が追加されました。

ミニゲームの分類ではありますが短距離走のような「メダスピードキング」
リレー方式で障害物走のような「メダロードレース」

空を飛んで離れ小島に着地するゴルフみたいな「メダバード」
美しさ・カッコよさを競う「ミスコン」

そして多分これはメダロットNaviへと続くシステムの原型だと思われるシュミレーションバトルの「ダークロボトル」

特殊ロボトルに分類される「パートナー限定ロボトル」
手持ちのメダロットの勝ち抜き総力戦ともいえる「6vs6ロボトル」や「9vs9ロボトル」なんかもあります。

多いなぁっ！！

各種ミニゲーム達
左上からレース、ロード
左下からバード、ダークです

2ではロボロボ団を壊滅しゴッドエンペラーを止め
3では宇宙に旅立ちマザーメダロットとの関係性があるブラックデビル(マーブラー)率いるメダロットを殲滅

4ではこれ以上壮大な物語が・・・！！と期待したのですが、今作はなかなか哲学的なストーリー。

舞台はまたおみくじ町を中心に近隣を回るだけになるのでマップの壮大感は無いです。ちょくちょく入るカットイングラフィックは本当に綺麗になりましたね。

毎回思うんだけどナンバリングが進むごとにおみくじ町とメダロポリス以外の周辺地域のマップが全て変わるのは何故なんだ・・・ｗ

カットイングラフィックは本当に綺麗になりましたね
ハイペースで発売されていた割にはしっかり作るところは作っていた印象です

「自分は本当にメダロットの事を理解しているのか？？」という心の中の葛藤に自問自答していたイッキ。

そんなある日新しく赴任してきた教師「ヤミクモリュウコ」との出会いメダロッチのデータ全消しをきっかけに最後の冒険へ・・・みたいなストーリーです。

「メダロットは友達」というテーマを深く掘り下げている割にスタートからリュウコ先生メダロッチのデータ全消しはちょっと・・・ｗ友達消されてるよぉッ！！

まぁ3では苦肉の策「電磁嵐」でゴリゴリにデータを吹き飛ばされた設定でしたからね。この世界にはクラウドバックアップの概念なさ過ぎて怖いですね。

開始数分で恒例のデータ消去
消去はいいんだけどこれは子ども心にもひどいと思った思い出ｗ

3の時みたいな「第〇話！！～～～～！！」みたいなチャプター分けが無くなったのは少し寂しいですね。

オープニングのアニメーションで「さらわれたカリンの行方・・・！」みたいにアニメっぽくしていたのですからそこは残しておけば良かったような？？

カリンちゃんも大分可愛いグラフィックに進化しました

ゲームバランスはいつものメダロット。なかなかの強敵も多く、熟練度をしっかり上げないと勝てない敵も。

ただ遊びやすく進化した点もあり、いろんなメダロッターと任意でロボトルを何度でも行うことができるようになっています。

これによって序盤からコウジの「ユニトリス/エクサイズ」やカリンちゃんの「セントナース」などを手に入れることも可能。

3ではちょっぴりだけの出演だった「メダロッターりんたろう！」より「りんたろう」や「ぶちょー(ハスケ)」、みんなのアイドル性癖を曲げた「たまを先生」がガッツリメインストーリーに絡んできます。

もちろん彼らとも何度でもロボトル！！

かっわ！！！こんな先生居たらもう色々あれだよ！！(語彙力)
藤岡建機氏が世にはなった驚異のムチムチプリン2人のうちの一人たまを先生
もうひとりのムチプリ「社長秘書」は出なかったのが残念・・・ｗ

中ボスともいえる「四天王」は戦闘後に自分の愛機のパーツを一式くれたりとパーツの入手難易度は大分優しいものとなりました。

メダロットはパーツ数＝強さ・面白さに直結する部分なのでこういった調整は嬉しいですね。

今作は最初からパーツコレクションを発売する予定が無かったためなのか、本当にパーツを入手しやすいです。
(3のパーツコレクション「Zからの超戦場」以降パーツコレクションは発売されていないんですよね、、、あれこそ許される完全版商法なのに…)

その他にもパートナーシステムによって各種イベント時に設定したメダルによって喋る内容が少し変わるなど全体的に細かい所が丁寧に作られていますね。

今作は初代から遊び続けていた人には感動が多いと思うんですよね…。

さて。皆さんお待ちかね恒例のトラウマ語りです。合意とみてよろしいですね？

3ではその強さから驚異だったはずなのに4では序盤からゴリゴリに出てくる「惑星型」の野良メダロット？

まんべんなく全てのメダルを育成していないと全く勝てない「9vs9ロボトル」？？

早押し問題で結構えぐいクイズぶん投げてくる「メダロット博士」？？？

それとも急に出てきた見知らぬメダロット「パーティクル」を使わされる「グレイン戦」？？？？

どれも違います。当時のメダロッターに大きく立ちはだかったのはどう考えても”あいつ”です。

おい。おまえの事だよ「メダマスター」

本当に！！これは！！難易度！！おかしい！！

正直大人になった今でもクリアできるか不安でした。

今作メダロット4では序盤からこの「メダマスター」という単語が頻繁に登場します。

真のメダロッターに与えられるという称号の存在を知ったイッキは・・・みたいな感じでストーリーに絡んできていたのですがメダマスターを目指せるのは全クリ後。

過去作の「メダリンク」のようにロボトルだけこなすシステムであれば大分簡単なのですが、前述した「メダスピード・ロードレース」などのミニゲームが混ざっているのが鬼畜の所業。

「メダ試験」という試験を9級から上がっていき、初段になり9段を経てやっと「メダマスター試験」へ挑戦できるのですが、試験を受けるまでの資格取得が大変。

メダリンク2位
ミスコン20勝以上
メダスピードキング40勝以上
メダロードレース20勝以上
メダバード40勝以上
ダークロボトル20勝以上
ロボトル400勝以上

以上が最低条件です。

ミニゲーム関連は難易度関係ないのがせめてもの救い。

これらの条件をすべてクリアし、最終試験ではメダロット博士登場。

スピード、ロード、バード、ダーク、1vs1ロボトルを連戦で行います。

もちろん負けたら最初から＾＾というかなぜかゲームオーバーにさせられます＾＾

ねぇ。本当にやめて。

当時は何とかメダマスターを取得できた覚えがあったのですがやはり今やってもかなりの高難易度。

メダロットクラシックスの倍速機能を使用してでさえ勝ち数稼ぐだけでもなかなかの苦行でした・・・。

集中してしっかり遊んでいても高難易度のミニゲームを連続で勝ち進んでいくのは本当にきついです。

この試練をクリアすればメダマスターになれるのですが、これはもう胸を張っていいレベル。

本当に配信中クリアできない可能性も視野に入れていましたものｗ

ここまで頑張ったからこの言葉が報われる・・・
ポケモン赤緑や金銀の図鑑完成の方がよっぽど楽なレベル

メダロット4で本当にイッキの冒険はおしまいになります。エンディングの「ズッ友だよ！！」的なフルボイスはなかなか胸にくるものがありますね。

一応この後番外編である「メダロットBRAVE」では主人公を務めていますが、あれほとんどやってないんですよね・・・。

彼らは僕らの心の中に・・・みたいな感じで気持ちのいい(？)終わり方

メダロット4をやった事が無い人がやるなら是非とも1～4の順番で遊んでもらいたいですね。

他の作品は単品で遊んでもらっても良いというか1本でも楽しめるのですが、4はメダロットが積み重ねた集大成！！みたいな作品なので特に他のメダロットを併せて遊んでもらいたい作品ですね(*･ω･)ノ

現在メダロットクラシックス＋を全制覇する配信としてツイキャスにてちまちま全作品をクリアしております！
この間メダロット4までクリアし、YouTubeにてアーカイブをアップロード中です。

ここまで読んでくれてありがとう！せっかくだから恒例のメダロット4のパスワードメダロットを紹介します！
メダロット4ではパスワードに記号が入っているので、下記の画像を参考に変換して使用してください。

ジッキー２３Ａ３ＥＡ３　９０８０１ＦＣ９ＡＦＣ７８Ｃ　Ｄ９４２７４０

グッチーＢ７１４３５９　１８２５７８Ｂ６２７Ａ２１Ａ　００５３Ｄ８０

ゾッコーＦ９３Ａ４３１　０Ａ０ＣＥＤ４３ＡＤＦ４０Ｅ　Ｂ３２５０Ｆ５

タッキー３Ａ９Ｆ６ＦＤ　７ＡＣ７Ｆ９３０１ＦＤＢ７２　８Ｅ３９ＡＦ８

テッピー５０８６６９Ａ　１９０３３６ＣＥ７３ＢＤ２Ｃ　Ｄ２ＦＡ６４２

トッター６ＣＤ３６Ｆ１　２６ＣＤＣ６９４３ＢＤ５７Ｃ　３４３３２２５