「今のメラゾーマではない、メラだ」で有名な大魔王バーン様。
そのバーンが放つ高威力の火炎系最上級魔法が「メラゾーマ」
大魔王バーンが放つメラゾーマは人が放つ域をこえ、不死鳥の如き煉獄の炎はこう呼ばれます。
「カイザーフェニックス」と…
ん??なんの話をしているんだ??
カイザーフェニックスから無理やりな橋渡しをしますが、そう!それ!フェニックス!!
うーん、フェニックス一輝の話もしたかった…
安めでギターアクセサリー関連をAmazonで販売している会社があるんですよ。その名は「Phoenix(フェニックス)」
PHOENIXって綴り難しくないですか??僕中学生ぐらいの時は読めませんでしたもん。「F」だろ!的な
⇑少し前にカポタストのレビューもした会社さんですね。
Phoenixさんはプロユースな製品ではないのですが、お手頃価格でそこそこのギターを弾くのに役立つ物をいっぱい販売しています。
さてそんなPhoenixさんが面白い製品を発売しました。
それが「A8」です。
エレキギターなどの電子接続できる機器をワイヤレス化するものですね。
本来こういった楽器は「シールド」と呼ばれるコードで楽器と「アンプ(スピーカー)」などを接続して大きな音を出します。
シールドを接続してステージパフォーマンとかをすると当然ケーブルなので「ブンッ!!」みたいな音を立てながら抜けることも。文化祭あるあるですねwww
ライブハウスでやらかしたらガチギレされますけど。
さて、そんなケーブル問題を解決するのがこういった「ワイヤレスシステム」です。
古くからある機材種ではあるのですが「BOSS」やら「LINE6」なんかは軽く2万を超えます。
それでも、もっと古くは5万とかしたイメージなので安いんですけど。
そんなゆうに万超え余裕ワイヤレスシステムなのですが、Phoenixさんの「A8」は
3,000円切ります。
すげえな。マジか。
とりあえずこんな面白そうな機材試したくなりますよね!?!?
というわけで速攻ポチってやっと色々チェックが終わったので今日はミュージシャンらしいレビュー記事です(・∀・)
ワイヤレスシステム「A8」
まずは箱などからチェック!開封の儀!!
紙ではない所に驚き。こだわりなのかしら??
Phoenixさん良い所の一つに「おまけがついている」所が挙げられます
ピックやクリーニングクロスなどついていると嬉しいのでしゅき。
この製品は充電式なのでMicro-BタイプのUSB充電ケーブルが付属
さりげ二股に分かれて一括で充電できるとこはgood
もう一個の丸いボタンは「ペアリング」スイッチです
発色が良い直進性の高いLEDなのでよくめだつ色で個人的には好き
装着していくぞい!!いざ!ワイヤレス
外観などはなかなかカッコいいですねA8。結構好みです。
とはいえワイヤレスですから。使ってなんぼなので挿してみます!!
結構縦に長いので挿した時の見た目なども大事ですからね!!!
ギター自体が独特な所にINするタイプなのでこんなかんじ
ギター側が長いジャック機器を想定されて作られていないため少し不格好。というか気をつけないと体に干渉します
大体こういったギターはこんな感じのジャックポッドだと思います。少し角度は有りますが特に問題なく接続する事ができました
斜め下に挿すタイプなので少しぶつけないように気をつけなくてはいけない気がしますが、こちらも問題なし
A8の音質
波形がー、高音がーとかいろいろ技術的な話はあるのですが、こういったものはサクッと聞いた方がわかりやすいです。
と、いうわけで音質比較動画を作ってみました!!!!
実際のA8を使用しての録音です。
録音環境
- 使用ソフト:「OBS studio」 (音声ビットレート192bps)
- 使用ギター:「Paul Reed Smith Custom24 10top」 (2011)
- ZOOM マルチエフェクター 「G2Nu」
- Roland オーディオインターフェイス「QUAD-CAPTURE UA-55」
とこんな感じの機材郡でのテストです。
減退や細かな音質の違いなんかもありますが、ダイレクトモニターから聞いた音に大分近いので参考になると思います。
設定等は特に変わったセッティングはしておらず、toneは10、音声はワイヤレス時に6~8、シールド直は10でやっています。
パソコン側などで特にEQ、コンプレッサなどの特殊なエフェクト類は挟んでいません
A8で気になるところ
今回のA8について気になるところが2点ほど。
本体プラグ部が長い
ワイヤレスシステムA8なのですがミニプラグ部分が少し長いです。
物凄い正確な比較ではないのですがA8側のプラグがほんの少し長いです
さて、ここだけ見るととてつもなく問題に見えますが、これ自体は正直問題ではありません。
プラグは刺さる方のメス側には底が無いものが多いのです。
ん?わかりにくいですかね??というわけで画像を用意しました。
このようにメス側のプラグ内部は中空になっていたり、穴の内部が大きく作られているのがほとんどです。
プラグ内部での接点端子がオス側のプラグにくっつくことによって音声接続がされるようになっています。
イヤホン端子などでよく見かける「ピンジャック端子」などは底穴があり、長い場合支障がでますが、こういった音楽機材に多く使われるミニプラグ系は長い事に対して自体は問題はありません。
多分A8の設計によるプラグパーツの一体化による弊害なのかな??
シールドを分解したり修理したことがある方はわかるでしょうが、基本的にプラグパーツは別パーツ。
多分ですがこの「A8」は一体型でそのまま成形された金属パーツだと思います。
=1mmほどの隙間ができるのでしょう。それかあえて??
ちなみに一般的な手持ちシールドプラグを計測した結果、多くは31㎜。A8は32㎜でした。参考までに。
そもそもこういったプラグで一番の問題は「プラグ自体が抜ける事」だと僕は思っています。
ゆるっゆるのプラグって少し動いただけで抜けますし、ワイヤレスシステムなら遠心力もかかりやすいです。
A8のプラグを挿した時の固さはちょうどいいです。ですので正直問題ないかと。
とはいえ長さが気になる人がいるとは思うので、あくまで「気になるところだな」といった感じです
音にブーストがかかりすぎる
これは使用するギターや、好む音質で変わると思います。
A8での接続時はシールド接続時と比べ音量(GAIN)が大きく高音域側が特にブーストかかっている感じがします。
すっごい雑に言えば「歪(ひずみ)」やすいです。
良く言えば味がある。悪く言えばぼやぼやします。
音質比較動画で聞いてもらうとわかるのですが、高音域の独特なブーストのおかげで単音を鳴らすとなかなか気持ちいです。
しかし逆にリズムギターでのコード弾き+強めなエフェクターだとぼやけます。
そのまま接続した状態で鳴らして少し歪むというのは人によっては大きな利点で、人によっては大きな欠点です。
僕個人としてはこちらの音質変化よりも音量が大きくなることの方が気になります。
エレキギターを弾く場合には問題ないですが、高音が強調されているためかエレアコ関連のギターではなぜか微小な超音波ノイズみたいなものが出ます。
私の手持ちギターだとYAMAHAサイレントギターはキィーーーンというノイズが少し入っていました。
ギターに触れていない時は全くの無音。触れると少しなるので高音域ブーストによる倍音かなにかの増幅だと思うのですが、なんだろう??
無理やりハイカットすれば使えるかもですが今回は試していません。
3000円を切る値段で夢のワイヤレス化は凄い
と気になる点もありますが、3000円を切る値段で手軽にワイヤレスギターを楽しめるのは素直に凄いのでは??
あくまでギター用!とは銘打っていますが、これ要するにイヤホン・マイク等を含めた「ミニプラグを使う製品」であればなんにでも使えるってことですよね。使用用途によっては物凄く使い道があります。
あと書くことといえば単純に充電式なのは凄くいい。
3時間程度弾いて遊んでみましたが特に問題なく使用する事ができました。
こういったワイヤレス機材で薄いボタン電池タイプなんかもあるんですが、あれ切れると大変なんですよ…。
相場を考えれば10分の1の値段で昔は手が届かなかったワイヤレス!!というのを楽しむには凄く良いと思います。
プロユースではなく、ガチガチの現場には使えないと思いますが、そもそもこの値段でプロユースは頭おかしいし、そこまで求めるならお金を払いましょう。
「ギターを始めたばかりの方で無線つかってみたいなー」とか
「家で手軽にワイヤレスしたいなーとか」とか
「手軽にしたい用途の場合にプロ機材を導入するのはちょっとなー」だと物凄く良いと思います。
ケーブル繋がなくていいって物凄い利点ですもの。
もう僕が高校生の頃にこんなんみつけたら大歓喜で購入しましたものね。
というわけで手軽に格安でワイヤレスシステムを試してみたい!!なんて方は購入しても良い商品だと思いますよ(・∀・)
コメント