コラム

アイデアをお金に変えていくということ

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どの業種にも言えることですが、アイデアというのはとても大事です。
新しいイベント、新商品、戦略展開・・・ アイデアが無ければ何も生み出されません。
しかし、アイデアだけあってもお金は発生しません。

okane-fusigi


お金を生むアイデアと生まないアイデア

お金を生むアイデアは何が違うのだろうと自分でもよく考えて到達したことがあります。

「実現可能なアイデアなのか?」

これだけです。「いやいや、そんなの当然でしょ」という声も多いのですが、これ案外忘れています。

 

”お金を生む”という考え方においてのみですが、
良くいるアイデアマンでアイデアしか出せない人(私も昔これでした)“実現不可能又は“採算”が取れないことが多いのです。そういう意味での「実現可能なアイデアなのか?」です。

お金を生むためには最低限「儲け」が必要です。予算0でやれることに越したことは無いですが、稀ですね。

時間、予算は限られています。アイデアは出るが、それを実現させる“方法”を知らない。調べない。

とにかく新しいことをやれば儲かる!!アイデアだけで戦う!!
一日30個も思いつくような人ならまだしも、これだけじゃかなり厳しいです。
どんな良いアイデアだとしても、その時点ではまだ良し悪しもわからず、原石は磨かなければ輝きません。

自分が学生の時のバンド販売展開にUSBメモリ」をCDの代わりに売ることを思いつきました。
USBメモリの中にはPC用の壁紙等のおまけもつけていたんです。

ここだけ見ると10年以上前の考えにしてはなかなか面白いと思うのですが・・・

 

結果は運よく大きな赤字は出ませんでしたが、自分の想像を大きく下回った結果でした。
箱やメモリの塗装なんかも業者に発注してかなり力を入れていたのですが、ニーズや売り方などの工夫も無く、“アイデアのみ”で戦った結果です。

 

それ以外にも振り返ると・・・

  1. 自分のお客さんは若い為PC所有率がそこまで高くなかった。
  2. 持っていた人でもPCが詳しくなく、おまけの設定方法など詳しくなかった。
  3. CDをプレスする原価よりも当時はUSBメモリの原価なども高かった。

と、挙げていけばきりがないぐらいの反省点があります。

 

CDやライブに来てくれたファンアイテムとして配布したり、抽選でのプレゼントとしての対応であればもっと別の反響や、別の事に繋げていくことがあったのかもしれません。
USBメモリで売る!!ってだけで他に何も考えていませんでしたw

 

アイデアをどうやって実現可能かつ、採算をとれるようにするのか?ここがとても難しくはあるのですが、面倒だとは思わずに少し考えてみることは、今はとても大事だと思います。

とはいえ、もちろん何でもチャレンジする事も大事ですよね。
やってみて損害額が1万とかの少額なら逆に実験・挑戦してみるのもいいと思います。
「失敗しても大した痛手にならない、問題ない」これらの判断ができないのにアイデアだけで戦うのは避けた方がいいんじゃないかと個人的には思います。 


お金を生むアイデアにする為に

それではある意味本題とも言える、
「アイデアをお金に変えて行く為にはどうすればいいのか?」です。

私の話にはなりますが、心がけていることに「情報収集」と「アウトプットしてみる」があります。

 

情報収集は、本を読むことでもいいですし、まとめブログや、様々なモノを見てもいいと思います。アイデアの種になることも多いですし、自分のアイデアを実現させるための基盤になります。

収集するために「自分の興味のない事」もあえて読んでいたりするのも大事です。

一見関係ない技術や話も繋がっていたりします。(これ個人的には良くあるんですよね)

 

「料理を作る」という点で見ても「料理」だけ見ていると気づかない事がいっぱいあります。

「材料はどこで買うのか、季節的に売っているのか?」
「調理器具は何を使うのか」みたいに料理技術以外の事も積み重なり料理が出来上がります。

収集した当時はさほど意味のなさそうな物も意外な時に役立ったりもします。

 


アウトプットは自分のアイデアの思いつく点をとにかく良い所も悪い所も書き出していきます。

  • 「それは誰が使うのか?」
  • 「それは誰の役に立つのか?」
  • 「それの駄目な所は無いのか?」
  • 「それは誰も思いついていないのか?」などなど。

そこから今度は実現可能にするために研究したり、試作してみたりします。

 

例えば最近の私の思いつきなのですが、購入コンシェルジュサービスみたいなのがあるんですよ。

「自分の要望にあう商品を探してきてほしい」みたいな。

ネットで情報拾うのは簡単な今、それを「選別」するのがとても難しいですよね。

それをお手伝いするサービスなのですが、アイデアだけなら悪くなくても、問題は多々あります。

  • 「値段はどうするか?」(購入代金と別にサービス代がかかる)
  • 「中立のレビューや情報収集を自分自身ができるのか?」(どうやって自分、情報を信用してもらうか)
  • 「そんな顧客がどこにいるのか?」(ネットで見つけてくれるなら、顧客がネットで商品を探す方に注力する)

なーんて、改善点がガンガン出てきます。


自分のアイデアを信用するなとかではなく、
アウトプットする事は頭で思い付いている物をとても整理してくれるんですよ。

頭の思いつきだけで走るとテンションあがりっぱなしで視野が狭くなりがちです。冷静に“そのアイデアを良くするために”少しアウトプットに時間を割いても無駄ではないと思います。

 (こうやって書きながら私自身もアウトプットしています)

まとめ

・お金を生むアイデアは「実現可能なアイデア」
・アイデアのみで戦う場合は失敗しても大丈夫な物で
・アイデアを磨いていくことが重要
・情報収集は実現に向けての基盤になる

・アウトプットは整理し、冷静になる

自分自身も仕事をどうしていこうかなーなんて日々悩んでアイデアを毎週書き溜めています。
いくつも考えていると没ネタもいっぱいあるんですがね・・・。
アイデアという原石をしっかり磨き上げれたらなぁ・・・と私も日々精進中です。

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