マクロレンズ。それは被写体を1:1で写せる魔法のレンズ。
魔法までは言いすぎですが、撮影倍率が大きく映せるのが魅力のレンズ。
撮影倍率とか考え始めると難しいので、要は「大きく映せるレンズ」と思って貰ってOK。
もともとカメラ導入の理由の一つとして「小物や商品を撮りたい」所もあったため、本体と同時購入しました。
当時はこのTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)かLレンズマクロぐらいしか選択肢がなかったため、評判と照らし合わせてこちらを購入。
ネット上では「タムキュー」の愛称でよばれたりもします。
とにかくマクロレンズなので寄れます。大きく写ります。シンプルにそこが素晴らしい。
このレンズには「VC」と呼ばれる手振れ補正機能がついているので、90mmという望遠マクロなのに手持ち撮影が比較的容易です。
オートフォーカスは非純正なのに速め(Canon 70D)、マニュアルフォーカスでのピントリングの重さもちょうどよく、全体的に使いやすいです。
- 作りがチープ
吐き出す写真は素晴らしいのが多いのに本体がちょっとチープ。
飾りの深い金色のリング以外は質素。
現在実勢価格、後継機種が出ているため、値段は落ち着いていますが、本来9万越えのレンズとしてはこの質素感どうにかならなかったもんか・・・。
高級レンズ群ではないから仕方ないと言えば仕方ないのだけど。
- たまに丸ボケが・・・?
これ、どの状況下で発生するのかわからないのですが、解放絞り時に丸ボケや光源のボケがすっごいカクカクする時があるんです。被写体からボケの距離が2m以上3m未満で出やすく感じるときもありますが、全然大丈夫な事も。はて・・・?とはいえ私は気にしないと言えば気にしないんですが。
- 少し汚れやすい
これは特殊な使い方をする人のみです。後継機種には防汚コーティングがされているのですが、この機種はされていません。花を近くで撮影すると花粉などがレンズ前面に付着したりします。
ネジきりがついているので防御フィルターつければいいだけではあるのですが。
とにかく大きく撮影できる利点はとてもいい!!90mm望遠という焦点距離は正直最初慣れませんでした(笑)
私はあまり撮影する機会が無いのですが、昆虫撮影にも十分向いていると思います。
マクロレンズの特性上歪みも少なく、正確に切り取ってくれます。
F値も2.8と明るいレンズなのでオールラウンダー。ちなみに動画撮影でも写りが綺麗だと感じました(MF必須)。
”マクロの簡単さと奥深さを教えてくれるレンズ”ですね。
現在後継機種が発売されていますが、まだまだこいつも現役!逆値段も落ち着いているのでマクロレンズを探している方にはとてもお勧めです。
このレンズで雪の結晶をいつか撮ってみたいなぁ。
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