カメラ交換レンズレビュー

Tokina AT-X 116 PRO DX-ⅡF2.8 レビュー

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ケンコートキナーって他のサードパーティメーカーとしては地味ですよね。
「カメラアクセサリーメーカーでしょ?」みたいな発言もたまに聞きますが、いいレンズを作ってるんですよ。ここ。

今回レビューするのは”AT-X 116 PRO DX-Ⅱ F2.8”焦点距離11mm~16mmの広角レンズと呼ばれる画角のものです。明るさは2.8。
トキナーの「DX」表記は「APS-C」専用レンズなのでお間違いなく。(フルサイズ表記は”FX”)
室内で広く写したいのに後ろに下がれない!!!風景を全部入れたい!!!と思い立ち購入。

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箱は青基調のオシャレさん。スニーカーの箱にも見えるデザインとかいわない。

開封の儀

はい。お約束です。本当にこの開ける瞬間っていいですよね。

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うーん、この瞬間の為に生きてるといっても過言でもない

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 購入はヨドバシカメラ

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 保証書、説明書、本体の順で封入されております

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 レンズフードは付属していますが、純正のようにレンズケースは無し

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フィルター経は大きめの77mmと大きめ
とても広く撮ってくれそうな存在感がイイ!! 

描写は甘めだけど、他の利点がある

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広角レンズはやはり画角が広い!(11mm)

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長い建物も無理なく収められる

ズームレンズの特性上単焦点に比べると正直甘いです。
しかしそれ以外の利点が多いだけでこのレンズを使う価値があります。

純正にはない焦点域のカバー
ここ案外重要。純正には選択肢がない焦点レンズはまさに「痒い所に手が届かない」状態。(2014年当時)
使用機がAPS-Cのため、中途半端な18mmとかはあるんですけど、11mm始まりの16mmズームの超広角はまさに理想でした。(2016年現在はSIGMA Canon製のがあります)

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明るさもF2.8と明るいレンズの部類なので星空撮影にも適しています。
広い店舗内や、夜景撮影にも強い所がこのレンズの強み。

これだけでも十分な役割なのですが、まだ利点があります。

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フィルターが使えるんです。

広角レンズは「出っ張りレンズ(通称デメキンレンズ)」が基本になるのですが、このレンズはねじ切りがちゃんと付いて、レンズ部分が出すぎていません。
これだけで購入の決め手になりましたね。レンズ資産としてはフルサイズ移行ができる方がいいのですが、フィルターが取り付けられるならば妥協できるなんて人もいると思います。

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幻想的な写真もフォギーフィルターでこのとおり

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広角レンズだから風景が入る入る

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周辺流れ、湾曲があるのは広角レンズの宿命

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うまく使えば一部を大きく写し撮る迫力のある独特の写真に

あえて出したい”個人的に微妙な所”

  • ちょっと重い

仕方の無いところなんですが本体は太く、機構もぎっしり詰まってるんで重い。
本体重量は550gあるので使用するカメラによっては1kgを超えます。
これ長時間撮影するときには地味に手首の負担になるんですよね。
鏡胴が長くないのが唯一の救いかな・・・

  • 周辺湾曲や二重線が出る

仕方の無いところその2。
ズームレンズと価格帯を考えれば”描写の面においてのみ”相応です。
F5.8以上に絞らないとちょっと描写が眠い。カリッカリに写したいとなると少し工夫が必要です。

  • ピントリングが特殊

このレンズのAF/MFの切り替え方は少し特殊です。
ピントリング自体を前後させて切り替えます
悪くないんですが、無限遠からAFに切り替えるときのみに引っかかる感じが少しします。
壊れそうって感じでは全然ないんですが、気になりはします。

  • ハレーションが出やすい

夜景に強いのはうれしいのですが、コーティングの問題なのか逆光にめちゃくちゃ弱いです。
強すぎる光源ではほぼ100%出ます。太陽光を背にして撮るなど配慮が必要です。

まとめ

一番の個人的な利点は”フィルター”が付けられる所ですね。
使用目的がはっきりしているのなら間違いなくオススメのレンズです。
本来広角レンズを使用する目的の人なんてそこらへんはしっかりしていると思うのですがw

合焦は純正でないのであればこんなものですし、ズームの利点と便利さは高い。
実売6万ほどでこの広角の世界と明るさが手に入るのであれば、なんの文句もありません。

”ちょっと変わり物だけど、このレンズにしか出せない風景がある”
なんて感じのレンズです。

この子は多分ずっと手放さないだろうな・・・
 

 

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