異世界で悪者を倒せ!
年末にあまりにも好きすぎて配信までしてしまったゲーム
「ビタミーナ王国物語」
発売は1992年。発売はナムコ。ポケモンが世に出てくる3年も前のゲームなんですねぇ。
この時代のナムコはいい意味でぶっ飛んでいるゲームが多くて好きですw
ストーリーは王道。
「オヤジと森に入ったら異世界に飛ばされオレだけ特別な力を持っているから突然王国の救世主になっちまった!?」的な現代ラノベさんもびっくりな設定です。
ビタミーナという名前からもそうですがこのゲームに登場するキャラクターはほとんど食品関係の名前です。
5姉妹のお姫様達は「エーナ」「ビーナ」「シーナ」「ディーナ」「イーナ」とビタミンABCDE。
犬のカロリー、カニカマ、シャクヤク・・・etc
一部敵には毒素の名前が使われていたりとモチーフを探すだけでも子どもには楽しいゲームです。
当時のナムコはこんな凄いのを作れたんか・・・。
RPGなのでLvを上げて、目的を達成するために世界を回り、巨悪「テンカブツ(添加物)」を倒すのが大きな目標になります。
このゲームで語るべきは独特すぎる戦闘システムですね。
「1ターンお互い同時進行」
え?何をいっているのかわからない??
ポケモンやドラクエのように
「自分の行動」→「相手の行動」→「1ターン終了」
とかではなく
「ボタンを押せば(自分の行動)と同時に相手の行動もおきて1ターン終了」
という画期的な戦闘システムなんですよね。
魔法は十字キーの4方向にセットし、 Aボタン で攻撃。 Bボタン でよける。
STARTボタン で逃げれます。
このどれかのボタンを押したと同時に相手も何かしらの行動をしてくる。こんな感じの独特な戦闘システムを採用しています。
ちなみに敵によりますがボタンを押さずに待ってると(時間切れ)相手だけ攻撃してくきます
これによって強くなれば1戦が5秒もかからず終わり、遊びやすさもあるのは秀逸。ほんまに凄い。
その代わりエンカウント率結構エグいんだけど。
攻撃魔法もありますが実際問題自分のステータスを上げるバフ魔法を使った方が強いのはこの時代のゲームのお約束。
攻撃力を上げる「パワーホーレンソー」
防御力を上げる「カタクリガード」
相手の防御を下げる「ソフトプーリン」と名称までこんな感じ。
ぱっと見はおバカゲーなんですが中身はなかなか骨太硬派なゲームなんです。
扱っているテーマも「環境汚染」。
手に入れたら捨てることができず、アイテム欄を圧迫する「ゴミ」
賄賂を渡す違法な選挙運動、一見いい人に見えてた仲間の裏切り・・・。
理性が勝つか!?本能が勝つか!?ムフフなイベント。あれ?硬派とは??
ファンタジーな世界観かつネーミングセンスなんかはどこか間抜けなのに、急に叩きつけてくるリアル感。
なんなんだよ!このゲームは!(誉め言葉)
ネタバレ防止のため、細かくは語りませんがこのゲームのEDはまさかのマルチエンド形式を採用しています。
近年のゲームのように多数分岐する形ではなく、最後のおまけに近いです。
ぜひともプレイする場合はエンディング手前でセーブして、好きな結末を見ていただきたいです。
おまけといえばビタミーナ王国物語のスタッフロールを全部見て、「おしまい」が出てから放置すると・・・??
ゲームシステムから始まりマルチエンドや扱っているテーマ、1992年発売のゲームだとは思えない完成度、GBなのに容量パンパンまで作ったであろう至る所への楽しませようとする製作陣の熱量・・・。
なんなんだよ!このゲームは!(2回目)
細かい所までしっかり作っているこのゲームはまさしく名作!
プレイする気力がある方はぜひともプレイしてもらいたいゲームですね(*・ω・)ノ
最後に・・・君も冒険した空気感を味わないか?→はい いいえ
さて、最初にも書きましたが年末年始にかけて私が実況配信をしたので、「プレイはちょっとw」なんて方はよければこちらの動画をどうぞ!クリア、おまけまで全部入りです(*・ω・)ノ
コメント