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PowerDirectorのエンコードをグラフィックボードで行う設定方法!

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僕は普段の動画編集等を「cyberlink(サイバーリンク)」社の「パワーディレクター19(PD19)professional」というものを使用しています。

おなじみのメダロット配信のアーカイブなどはこちらから作成されています

もうなんだかんだ新パソコンを導入してからなので早8か月程度でしょうか??
PD19すっごい便利な機能が多いのですが一つ問題が。

長時間動画エンコード時の温度上昇が少しヤバい。

まぁどれくらいヤバいかというと軽く90℃を超えます。
負荷が高いと100℃近くに。
このパソコンに搭載されているCPUは第10世代core-i7+NVIDIA-GTX1650とまぁまぁスペック。
この100℃というCPU温度昔のCPUなら一撃終了レベル。
いちおう保護機能が働くのでそこまで気にしなくても大丈夫ですが、やはり気持ちのいい物ではありません。

ほい。これがあちあちCPUやね。92℃とかバカかな??

パソコンあるある「グラフィックボードを使う設定をしていない」パターンかな??
と思ったのですが、一応設定しているはずなんでグラフィックボードでのエンコードがされているはずなんですよねぇ??
一応タスクマネージャーで確認すると…。。。

おい。なんでグラボで動いてないんや。
貴様か。原因は。

というわけで試行錯誤しながら色々ひたすらいじって結果的に上手く動いたのでいつもの如く備忘録兼、同じ状態で困ってる人用に向けてまとめていきたいと思います(・∀・)

PowerDirectorでのグラボ設定

大まかな流れを書いていきます。

  1. NVIDIAコントロールパネルより「PowerDirector19」のグラボ設定を行います
  2. Windows設定メニューより「PowerDirector19」のグラボ設定を行います
  3. 「PowerDirector19」を開き設定より「ハードウェアアクセラレーション」関連を設定します
  4. エンコード時に「高速ビデオレンダリング技術」を選択しエンコードします

とこんな感じ。解説に入りましょう。

①NVIDIAコントロールパネルからの設定

Windowsスタートメニューより「NVIDIA Control Panel」選択します
「1.カスタマイズするプログラムを選択する」の「Cyberlink Power Director」を選択し(なければ「追加」をクリックしてPDを追加する)
「2.このプログラム用の優先グラフィックプロセッサを選択する」から「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」を選択して右下の適用を押して完了

この時画像のように「2.」が選択できない場合はこの次の「Windows設定から~」の設定へ飛んでください

選択できる場合はこのようなメニューが開きます
高パフォーマンスNVIDIAプロセッサを選択しましょう

②Windowsメニューからの設定

先ほどと同じくWindowsスタートメニューより⚙マークをクリックし、設定メニューを開きます
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」と進めていき、「グラフィックの設定」を選択します
グラフィックの設定画面から「PowerDirector19」を選択します。ここで見当たらなければ「参照」で探しましょう
ここで「オプション」をクリック
オプションをクリックするとこのような画面になります。ここで「高パフォーマンス(グラフィックボード)」を選択します
省電力では「Intel UHD Graphics」を使用してしましますのでダメ。Windowsで自動的に選択も同じ理由でダメです
「高パフォーマンス」を選択する事によってパソコンに搭載されているグラフィックボードを使用する事ができます

③PowerDirectorでの設定

上記2つが終わったのであれば「PowerDirector」を起動しましょう。
メイン画面になったら「⚙」マークをクリックして基本設定画面を開きます

ハードウェアアクセラレーション項目から
「OpenCL技術を有効にして、ビデオエフェクトのプレビュー/レンダリングを高速化する」
「ハードウェアデコーディングを有効にする」
の2つを有効化していきます。設定ができたら「OK」をクリック

これができたら一度PowerDirectorを再起動するといいと思います。

④エンコード時の設定

エンコード寸前まで何もできないのでテスト動画でも良いですし、動画を作ってエンコード画面にまでいきましょう。

画面左下「高速ビデオレンダリング技術」にチェックをいれ、「スマートレンダリング」にチェックを入れます
あとはエンコード開始ボタンを押すだけです
あまりにも短すぎる動画、エンコード設定等の要因によっては高速ビデオレンダリングが選択できない事も
何を選べばいいかわからない場合は「プロファイル分析ツール」を選択し、自動的にエンコードに適したものを選ぶことができます
設定等が苦手な方はこちらの「インテリジェントスマートレンダリング(SVRT)」を選択するといいと思います
しっかり反映されていればこのように「SVRT5」などの画面表示がでているはずです
あとは変換をのんびり待つだけです。お疲れさまでした

エンコード負荷も下がって速度も向上!!!

というわけで問題なく変換終了。さてソフト面での詳しい原因などはわからないのですがとりあえずWin10の設定を両方見直せば問題なさそうです。
購入してすぐに設定してエンコードした時はしっかりグラボが動いていたんですけどねぇ??
OS自体のアップデートによって設定が変わった説が濃厚でしょうか…?

さて温度上昇についてですがIntelのCPUには疑似的なグラボ機能「Intel Graphic Technology」という物が搭載されています。
簡易的なエンコード等はさほど重くはないのですが、こういったガチな動画変換には圧倒的なパワー不足。
CPUとしての演算処理+映像処理としての計算を行わせるために超高温度になったわけですね。
100℃付近になれば安全装置が働き、機能が低下し、変換時間がかかっていたという事でしょう。

CPU負荷は高いままですが、温度は安定するようになりました
タスクマネージャーで確認しても問題なくエンコード時はグラボ(GPU1)が使用されています

ハードウェアデコーディング及びスマートレンダリング技術によるエンコードは
「今までの時間や負荷はなんだったの??」
ってぐらい物凄い速さになりました。

5時間強の動画エンコードがわずか5分程度で変換終了。爆速。

正直温度のメリットよりめちゃくちゃ大きい。
大まかな比較としては…

8時間動画のエンコード時間
  • Intel→1時間程度・CPU温度90~100℃
  • GTX1650→10分程度・CPU温度70~80℃

ひえー。凄すぎひん??滅茶苦茶凄いやん。
今までなんかおかしいなーおかしいなーなんてずーっと思っていたんですよねぇ…。
ずっと「夏だからもっとガンガンにエアコン効かせるかぁ??」なんて思っていたんですが、Intelで無理やりエンコードさせられてたなんて・・・

とりあえず設定を見直したのは本当に大正解!!
同じ様に困っている人はぜひお試しあれ!!

コメント

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