依頼品工作・実験(なんでも)

【依頼品】パワーストーンブレスレットの製作

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久しぶりの依頼品です。
うーん!やはりお仕事は良いですねぇ!!ありがとうAさん!

さてさて。今回は題名に書いているように「ブレスレットの製作」です。
「やがみん作れる??」みたいな軽い問いかけからまさかのガチで作る事になったのでわからないもんですねぇ。

最初のアプローチは「金属製」との事ですが、金属製は現実的じゃないです。
金型作るかロストワックス方式で作るかなどなどオンリーワンの物を作るとシャレにならないレベルで金額かかるので。

ほなどうする??みたいなヒアリングを続け、結果的には「マクラメブレスレット」の方向性で進めていく事となりました。

うん。まぁ私経験ないんですけどね。

でもせっかく頼んでいただいたお仕事ですし、全力で作っていけばなんとかなる!!
今日はそんなお話です。

石の選定

デザインとしては「マクラメブレスレット」と呼ばれる蝋引きした紐「ワックスコード」を使った編みブレスです。
編みブレスなのでワックスコードの太さやロウの種類などの選定も大事なのですが、とにもかくにもメインとなる「石」を選ばないといけません。

クライアントさんの要望としては…

  • ブルべに合いそうな色
  • 色系統はお任せだけど青系が好き
  • 甘くなりすぎないようにしたい

とこれぐらい。うーん、こういうのが一番難しいよね!

正直石を全部選んでオペロンゴムで縛るタイプの方が圧倒的に簡単なんですけどねぇ…。
記事はこちら⇓

とりあえず石を探さないと話になりません。
色、大きさ、石自体の意味などなんとなく考えながら選定した石はこちら

こちらが今回のメイン石。連売りを購入して選定していきます

縞瑪瑙ゴールドストーンと呼ばれる石です。
縞瑪瑙はブルーアゲートカラー、ゴールドストーンはブルーです。

縞瑪瑙は「お守り石」として親しみが強く、ゴールドストーンは「失敗を成功に変える」なんて呼ばれていたりすることが多いですね。

個人的には人工ガラスであるゴールドストーンですが深い青色系の物は星空みたいで好きな石です。

その他には「ゴールドルチル(金運)を選びました。これは後述。
石のバランスの為「水色系の透明な石」が欲しかったのですが、なかなかコストバランスを考えると難しい。。。
「アクアオーラ/ブルーオーラ」などの青系も良いのですが、偏光色が入り甘くなる気がするのでNG
色味は最高かつお安い「フローライト」も考えたのですが、この子強度に問題あるのでブレスレットには…。
と思いここは普通にガラス玉なりイミテーションを使用していく事にします。
(許可済み)

選定が終わったらスペーサービーズ花座と組み合わせてイメージを固めていきます。

超極細の針金かテグスを使用して仮石の並び方を見ていきます
透明の青い石はイミテーションです。色味を確認するためあえて両方色違いにしています

第1案はこんな感じ。まぁ悪くない。
その後打ち合わせをしながら数パターン繰り返して最終的には…

いろいろ探り探りしながらデザインを決めていきます
最終的にはクラック水晶。割れやすい物ではありますが、フローライトよりマシ!

この画像一番下のセットで決定です。
ブルーゴールドストーンと縞瑪瑙で少し宇宙感というかギュッとさせたかったのでまぁまぁいいですね!

ブレスを編んでいきます

先ほどまでの石の選定、デザイン決めまでは元々の知識でなんとかなりましたがここから先が問題。
紐を編んでいって作らないといけません。
これ中学生ぐらいの頃にミサンガ組んだぐらいしか経験ないような…??

と、グダグダ言っても仕方ないのでとりあえずレッツチャレンジ!
イメージ的にはビニール紐で練習したからへーきへーき!!(震え声)

とりあえずワックスコードは石の穴などに通すことも考えて「0.75㎜」あたりを選定しておけば大丈夫でしょう!

細いワックスコードから色は「濃い青」と「白」を選択。この選択が果たして正解か否か…

青い紐が140cmにして通した後に切断。これで70㎝が2本。
白い紐が同じく70㎝で2本用意しておきます。

石の最端部に白いワックスコードを結んでいきます
キュッと締めてからしっかりとギリギリでかためておきます
クライアントさんに頼まれていた手首の大きさに調整しながら編んでいきます
メインの編み方は「四つ畳み編み」と呼ばれる手法です。うんシンプルに難しいし大変…これ…
メイン部分からアジャスター部分の編み込みへ
こちらに関しては補足していきたいので四つ編みで組んでいきます
もう少し紐を長くとっていれば良かったのですが、短すぎてキツイ…
泣きそうになりながらもう一つのゴールドルチルを通していきます。ここが正直一番きつかった
余った紐を切って焼き止めをしていきます
んー、これはなかなか難しい。かなり丁寧にやったはずなのですが、やはり少し色が変わってしまうのは致し方無い所か…
最後には1㎜の太さの別のワックスコードでアジャスターを作って完成!!
ひえ…、、、めちゃくちゃじかんかかったけどわるくないはず…

完成写真!!

デデドン!!!綺麗じゃないですか??しっかり色のバランスも良いと思うんですよね!
石の部分のアップ
縞瑪瑙は1.2㎜玉なので適度な存在感があると思います。縞瑪瑙の地球みたいな色合いにこだわって選定しました
左側から縞瑪瑙、ブルーゴールドストーン、クラック水晶
段階を踏んでゆっくり小さくなっていくデザインです
ゴールドルチルA
ゴールドルチルはやはり金の挿し色が綺麗なので大量に入っているのを使いたい…!
のですが、透明感を求めていくとそこはなかなか難しいので極力金ラインが入っているのを選びました
ゴールドルチルB
Aとは違う透明度と金ライン方向を包している石です
縞瑪瑙には大型の花座(金色の部分)一般的な8方向タイプの花座を使おうかと思ったのですが、3方向型の方が個性的
ブレス終端部
紐留め代わりのゴールドルチル。先ほどと違い針状の金色が多い物を選定
針が多ければ多いほど透明度が下がりますがこの先端部なら良いアクセントですよね!

というわけで無事なんとか天然石のマクラメブレスレットが完成しました!!
あれ!?!?!結構悪くないんじゃない!?!?

…とはいえ依頼者さんが喜んでくれないと意味ないんですよねぇ…。。。と不安になりながら納品しましたが、無事喜んでいただきました!!
いやー…よかった。。。正直経験が少ない物は何度やっても満足していただけるか不安で仕方ないですw

正直こういった編み込み系の物って子供の頃の苦手意識が強くリリアンぐらいしかできねぇよ!!なんて思っていましたがやはり真摯に向き合ってみるとそこそこには作れるのでチャレンジって大事ですね。

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