コラム

今日は赤いアイツの日!

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もう街中でもよく目にする方がいらっしゃったのではないのでしょうか?
そう!今日は「ボジョレーヌーボー」の解禁日!
「ボジョレー飲もうぜ!」なんて僕は言いません。

だって口に合わないんだもの

それは当然。一応その年にできたワインですからね。深みも何もあったわけじゃない。
じゃぁ何故こんなに大々的に毎年やっているのか?今日はそんなコラムです。

beaujolais_nouveau

そもそもなんなの?ボジョレーヌーボー

フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で作られた新酒(ヌーボー)
=”ボジョレー・ヌーボー” 簡単ですね。

ボジョレーヌーボーは本来「お祝いの酒」
今年取れたブドウの品質を調べるために飲んだり、収穫祝いで飲みます。
飲む人はお酒業界の関係者で飲むのが始まりなのです。

だから値段の割には口に合わない場合も多いですよね。
それは”美味しいワイン”として飲むのが目的なのではなく、”試飲酒”だから仕方のない事な訳です。

なぜ美味しいイメージがあるの?

ボジョレーヌーボーが美味しいイメージがあるのは毎年のキャッチコピーの力でしょう。
2000年からのいくつか見てもかなりの推し。

  • 00年「今世紀最後の新酒ワインは色鮮やか、甘みがある味」
  • 01年「ここ10年で最もいい出来栄え」
  • 02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
  • 03年「110年ぶりの当たり年」
  • 04年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 05年「タフな03年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」
  • 06年「今も語り継がれる76年や05年に近い出来」
  • 07年「柔らかく果実味豊かで上質な味わい」
  • 08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 09年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」

そして今年2016年は・・・「エレガントで酸味と果実味のバランスのとれた味わい」だそうです。
これら日本のキャッチコピー。フランスとは全く関係ありません。
日本で考えられているからこの様な美味しさを連想させるキャッチコピーなんですね。

ちなみに日本のボジョレーヌーボーの輸入率は40%を超えています。
世界に流通しているボジョレーヌーボーの4割以上が日本に入ってくるわけですね。凄い。

ボージョレヌーボ―の美味しい飲み方

なんかマズイマズイ言っているみたいで良くないので、最後に美味しい飲み方をご紹介します。

  1. 飲むまでは常温で保存。ボトルは寝かせましょう
  2. 美味しく飲める温度は10℃~12℃。冷蔵庫で1時間冷やしたぐらいがちょうどいい
  3. ボージョレヌーボーは年内に飲み切りましょう
  4. 口の狭いグラスを使うと匂いを楽しみやすいです
  5. 合う料理はクセのない物がお勧め。赤ワイン料理ではなく白ワインと合わせるような料理で

炭酸ガスで急速発酵させボジョレーヌーボーは完成します。急速で作り上げるので味はやはり軽め。
一般的な赤ワインと合わせる料理では無く、白ワインに合わせる「魚介」「塩味」の物がお勧め。
ワイン自体の匂いも少ないので、口の狭いグラスを使うと匂いが飛びません。
他のワインの様に何年か置いても味が上がることはありません。なので年内に飲んでしまいましょう!

あるいみ11月の風物詩の一つとも言えるボジョレーヌーボー。
僕の誕生日が近い為大体毎年飲んでいます。ボジョレーヌーボーが解禁されると「あぁ・・・年を取るんだなぁ・・・」と毎年複雑な気分になりますw
今年のボジョレーを飲む機会がある方も無い方もぜひ試してみてください(*・ω・)ノ

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