研磨。それは魔性の魅力を持った技術。
研磨。それは全てのモノを美しくする。
研磨。そしてそれは勇気の冒険!!
研磨戦隊ミガクンジャー!!Go Fight!!
戦隊ヒーローで皆さんは何が一番好きですか?僕はマジレンジャーですね。
ジュウレンジャーやダイレンジャーも思い出補正的には上位に来ますし、疲れていた時の唯一の楽しみで毎週見ていたゴーオンジャーも好きです。
あれ??何の話をしているんだ??
戦隊ヒーローの話をしたいわけでもHUGっとで追いかけるのを辞めてしまったプリキュアの話をしたいわけでもないんです。
磨くのって楽しい。
これ!これだよ!たまにシュミ全開で書くとすーぐ脱線するのが僕の悪い癖(人差し指ぴんっ)
あれ?さっきからテレ朝ネタばっかりですねぇ。でも大丈夫。私、失敗しないんで。
とりあえず写真などは結構2年ほど前のモノですが、こちらをご覧いただきましょう。
こちらはギターを触る人にはおなじみの便利アイテム「カポタスト」通称カポと呼ばれるものです。
SHUBB(シャブ)というメーカーのカポで私が長年愛用しているものです。
当時は3000円とか5000円とかしたような??値段相応に使いやすく、ガッツリ最近触っていないとはいえ、もう10年以上しっかりと使えるお気に入りです。
当然の如くマー、汚い!!
実際問題シンバル系統と違って磨いたからって音が良くなるわけではないのですが、たまには磨かないとなーなんて思ってしばらく放置していたのでこの子を磨いていきます。
色味的には真鍮製なのでしょうか??とりあえずさくっと脂を落として、ドライウォッシュ。
そのごしっかり金属磨きの「ピカール」をつかって布でひたすら磨いていくだけです。
コツとして布は惜しみなく黒く汚れてきたら綺麗なものに切り替える事。
ピカピカにした後は被膜がはがれてしまっているのでまたすぐに黒くなりやすいです。
綺麗に磨いたらコーティング剤などで全面をコーティングしてOK!
いやー、ピカピカにすると気持ちいいですねぇ。
さて、また別の日には以前愛用していた「Zippo」のライター。
実際は一気に5個ぐらい磨いたはずなのですが、写真を1種類しか撮っていなかったのでご紹介できるのはこちらの写真のみです。
凄くない??純銀製なので煤けたような黒い汚れが出るのですが、まぁ先ほどと同じくまずは乾拭き。
そのごゆっくりピカールをつけてそこそこの力で磨いていきます。
こういった金属磨き剤類は「小まめに薬剤を足して強く磨く」事がピカピカに仕上げるコツですね。
溶剤は多すぎると滑るというか、無駄が多いので適量をつけてゴシゴシ磨いて、こまめに補充。
これが一番ピカピカになりやすいですね。
と、僕はこういった汚れてしまった物をピッカピカの鏡面に仕上げるのが凄い好きなんですよ。
そもそも透明なガラスや、メッキ製品などのピカピカ、宝石類やクリアパーツが大好き。カラスかな??
好きの横好きな所もあるのでプラモデルのキャンディ塗装から始まる鏡面仕上げや、ギターのパーツの磨き出しも好きです。
と、そんなピカピカ好きの僕の目の前に実家で拾ったよくわからんパーツが・・・。
特に何に使っていたのかよくわからないアクリルパーツ??ブロック??だったのでとりあえず作業場に持ち帰り遊んでみることにしました。
透明なブロックではあるのですが、傷だらけかつ曇っています。
元々曇っていたのか、傷でこうなったのかわからないのですが、レジン製作などにも活かせると思ったのでこちらを透明に仕上げていきたいと思います。
工程としてはシンプル!
- 荒い紙やすりで大きな傷を消す
- 中くらいの目で荒砥でついた傷を消す
- そういった削りを何度か繰り返し水研ぎ2000番程度まで研磨仕上げをする
- 最初はピカールなどを使って仕上げ磨き1
- コンパウンドを使い仕上げ磨き2
- セラミックコンパウンドなどで最終仕上げ磨き
今までの経験上そこまでやれば透明になるはず!なるよね??
さぁ!やってみよう!!
こうやって画像紹介するとめちゃくちゃ早いですけど2時間近くかかっています
あて木などを使い、平面を保ちながら削っていくのは疲れますねぇ・・・
透明にするので当然の如く両面削ります
大きな研磨傷はここまですれば大分消えました
アクリルブロックの厚みがあるためゴリゴリ削っても心配ないのが良いですね
ゲームボーイなどの液晶保護パネルなどは思った以上に薄いので削りすぎるとダメにしてしまうのでそこの点だけは気持ちが楽です
先ほどの1500番辺りもそうですが超微細な研磨傷が入るのでここまで来ると逆に曇っていきます
この微細な曇り傷は最終研磨をすれば消えるので大丈夫です
・・・・・・
大丈夫なはずですw
本来であればピカールは使わないのですが、このアクリルがかなり硬い物質だったので採用
単純なポリスチレンなどの柔らかめのプラスチックならTAMIYAなどのコンパウンドでOK
ホビー用の研磨剤は硬すぎるものの研磨には向いていないことが多いので、今回は仕上げの中研ぎとしてピカールで磨いています
画像を見てもらうとよくわかりますが傷が消し切れていない所がいくつかありますね
納品するものなら確実に消すけど、まぁ実験だからね!!
の気持ちで今回は作業を進めていきます
少し画質が悪いですがタミヤコンパウンドの細目⇒仕上げ目を掛けた状態です
ここからは研磨しても削れる分量が目視しづらく無心でひたすら研いでいきます
部屋のラックが見えるぐらいに反射をするようになってきました。きもちいいな・・・!!
ハセガワセラミックコンパウンドを使用して磨いている途中
エッジ面には気を付けていたつもりですが、やはり角の立った部分は少し削りすぎたかもしれません
ぱっと見はそんなことないんですけどね。研磨している途中で何度か角を削ってしまったようです
こういったことも後でのデータには有用なのでめちゃくちゃ凹みつつも次の行程へ。
セラミックコンパウンドは強く磨くというか、適度な力で早くクルクルと動かして傷を埋めるようなイメージで研磨していくのが一番きれいになる気がしますw
コンパウンドを洗って落とし、柔らかい布で綺麗に拭きあげて完成です!!
結局8時間程度かかった気がしますが綺麗になりましたねー
目視で確認すると細かい傷が見えますが、予定通り向こう側のPCキーボードがゆがみなく綺麗に見えます
と、暇つぶしにしかみえない「よくわからないアクリルブロックを磨いてみよう」は終了。
結局アクリルだと思うのですがささくれもあまり出なかったし、材質は良くわからず終いでしたw
余力があれば6面全部磨こうかと思いましたが、想像以上に面倒だったのでこの子はこれでおしまいですw
以前の知識では多分ここまで綺麗に仕上げることはできませんでしたし、この実験のデータでまた他の
製作物などに使えるので自分の中にデータが無いものは積極的に収集しておくの大事ですね。
と、今回はそんな実験記事でした!!(*・ω・)ノ
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