LIVE配信知識関連実験・比較(デジタル)

配信内容の心臓部!配信ソフト「OBS」の使い方≪映像音声設定編≫

スポンサーリンク

前回の記事「配信先」等の設定が完了しました。
これで「配信開始」ボタンを押すだけで配信はできます!!
…が、全く内容が入っていないので配信が無音真っ暗です。

というのが前回までの記事です。
今回は配信のメインである中身を設定していきます。
今回の記事で最低限の配信ができるようになるので頑張って設定していきましょう(/・ω・)/

映像設定方法

ゲーム機の映像を取り入れる

ゲーム実況をする場合はPCゲームならそのまま画面を映すだけですが、PS4やswitchみたいなゲーム機は外部機材から取り入れたうえで、OBSに入力しないといけません。
今回はゲーム機からのキャプチャー例紹介していきます。
ちなみに映像を取り入れるキャプチャーボードですが色々種類があります。

以前書いた記事にキャプチャーボードのレビューがありますので、ゲーム実況を考えている方はこちらをご覧ください↓

まずはこのOBS開始画面から始めていきましょう
左下側にある「ソース」という欄に注目していただきたいです
ソースから「+」ボタンを押して入力ソースを選択します
今回は「キャプボ」から映像を取り入れるので「映像キャプチャデバイス」を選択してクリックしましょう
ゲームキャプチャっぽいですが、こちらはPCゲーム用です
クリックするとソースの名称を決める画面へ。問題なければ「OK」をクリック
初期設定のままでもいいですが、入力ソースの種類が増えると確認する時に面倒なので名前を付けても良いと思います
この任意の名前入力は後ほど編集して変える事もできます
こちらの画面が開いたら「デバイス」から取り入れるソース(データ)を選択します
今回は「switchのゲーム映像」「キャプボから取り入れる」ので「GV-USB3HD(キャプボの名前)」を選択します
ここで他のデバイスを選択すれば(例えばWebカメラなど)そちらから映像が入力されるようになります

!ここでしっかり読んでいただきたい事があります!
Webカメラ等からは音声を取り込むことができませんが、今回キャプボはゲームの音声を取り入れる事ができます。
このままだとゲームの映像は表示されますが、ゲーム音声が流れません。
ですのでここでゲーム音を取り入れる設定を行っていきます。

さきほどの設定画面から下にスクロールしていき、音声出力モードまで進めていきます
ここで「カスタム音声デバイスを使用する」にチェックを入れます
その後「音声デバイス」からキャプチャーボードと同じ名前の物を選択します。今回で言えば「GVUSB3」ですね
ここまで確認できたら「OK」をクリックして終了です
これでOBSにゲーム映像を表示する事が出来ました
ソース欄・音声ミキサーにメーターなどが追加されていればOKです

ゲーム音声が出ない?

まず確認していただきたいのが音声メーターが動いているか否かを確認してもらいたいです。
ゲームの音声が出ているはずなのにメーターが動いていない場合先ほどの設定が何か間違っているかもしれません。
メーターが動いているのになぜか音が聞こえない場合オーディオの設定を見ていきます。

画面中央下部の「音声ミキサー」内で右クリックをしてメニューを開きます
この中から「オーディオの詳細プロパティ」を選択
右側の「音声モニタリング」から「モニターと出力」を選んでみましょう
これで音が出ましたか??多分これで出ると思うのですが、どうしても音が出ない場合は一度OBSを再起動してみましょう

これでゲーム画面がOBSに入力できました!もしマイクを使わずに配信をするのであれば、もうこの状態でゲーム配信はできてしまいます。

入力ソースのサイズ変更

入力ソースは自分の任意の範囲、大きさを変更することができます
入力ソースの赤枠部分をドラッグする事で自由に大きさを変える事ができます。位置を変える事も当然可能です
「Altキー」+マウスドラッグで映る範囲を変更することができます
サイズを変えて入力ソースを増やせばこんな感じで4枚のゲーム動画を1画面に投影する事も可能です
使うかどうかは別ですがw

パソコン画面の映像を取り入れる

パソコンの画面全ての場合

先ほどの「+」ボタンから入力ソースを選択します。今回は「画面キャプチャ」をクリック
名称を設定してそのままOKを押すだけです
パソコンの全画面をキャプチャするので特に難しい設定は要りません
この全画面キャプチャはその名の通りパソコンに映る全ての映像をOBSで取り込みます
映したくない場所があるのであれば「Altキー」で表示範囲を変えて自分好みに変更しましょう

一部ウィンドウの場合

先ほどの入力ソースの選択から「ウィンドウキャプチャ」を選択してクリック
キャプチャーしたいウィンドウを選択し、OKを選択すればそのウィンドウだけキャプチャーができます
問題なければOKをクリックして終了です

全画面?ウィンドウ?どっちを選べばいいの?

さて今2種類のキャプチャー方法を説明しましたが、どちらが良いのかは自分の配信内容によります。
例えば「chromeは映したくない、お絵かきソフトだけ映したい」なんて場合は「ウィンドウキャプチャー」
「いくつかのアプリを切り替えて作業するので映像切り替えが面倒な場合は「全画面キャプチャー」自分の用途に応じて切り替えるイメージです。

ウィンドウキャプチャーは「最小化」している場合は更新されなかったり、全画面キャプチャーは「全て映る」ので状況に応じて使い分けるイメージです。

音声設定方法

マイク音声の取り込み

先ほどまでの説明で「映像」取り込む事ができましたが、マイクを使う等の音声現時点OBSに取りこめていません。
ここからはマイク入力を取り込んでの最終設定です。

まずは先ほどの入力ソース「+」ボタンから「音声入力キャプチャ」を選択します
流石に慣れてきましたかね??
任意の名前を付けたらこちらの画面に。ここで音声入力をどこからにするか選びます
「既定」でも良いですが、トラブルが起きると混乱する場合が多いのでここで指定する事をお勧めします
今回は私の場合配信ミキサー「AG06MK2」から音声を取り入れるのでそちらを選択。その後「OK」をクリック

この選択するデバイス欄ですが人によってそれぞれ違います。
USBマイクを使っていればUSBマイクの名称を選択しますし、ノイズキャンセリングソフトを使っているのであればそちらを選択します。
自分の声を入れている機材の名称を選択しましょう!

OKをクリックするとOBS内の「音声ミキサー」に追加されているはずです
この時点でマイクに喋りかけてみましょう。メーターが動いているのであればしっかりと音声が入力されています

もしメーターが動かない場合は何かしらの設定が間違っているマイク故障かになると思います。

  • もう一度「音声入力キャプチャ」で設定し直す
  • OBSを再起動してみる
  • マイクの電源がONになっているか確認する
  • マイクのボリューム(GAIN等)0になっていないか確認する

等などを確認してみてください

音声が聞こえない?

先ほども説明しましたが、「メーターが動いているのに自分には聞こえない??」
なんて場合があると思いますが、これは自分のモニター(聞こえる音)入っていないだけです。
必要があればモニターをONにします。

音声ミキサー内で「右クリック」でメニューを開き「オーディオの詳細プロパティ」をクリック
「音声モニタリング」からモニターをONにします
歌配信なんかで自分の声を聞きたい場合は「モニターと出力」
ゲーム実況や雑談などで自分の声を聞く必要が無いのであれば「モニターオフ」
マイク音声のテストなど配信には聞こえないようにしたいなら「モニターのみ(出力はミュート)」
と自分の用途に合わせて選択してください

更に音声などにこだわりたい場合

「マイクの音量が足りない」
「ホワイトノイズが気になる」
「音のばらつきを減らしたい」
「音割れを防ぎたい」
等々音声についての悩みがいくつかあると思います。

過去記事にOBSの音声フィルターや設定などについてまとめていますので、宜しければこちらを参考に!

その他の入力ソース

今回は「キャプボから」「PC画面から」映像ソースの追加方法。
「音声入力」での音声ソースの追加方法と2種類を説明しましたが、OBSの映像・音声ソースは様々な物をキャプチャーできるようになっています。

OBSで入力できるソース

  • VLCビデオソース
    「VLCメディアプレイヤー」をインストールすることで使用できる動画ソースです
    標準の「メディアソース」との違い「連続再生」等の複数の動画ファイルを流すことができます
  • ウィンドウキャプチャ
    先ほど説明したPC内のアプリ単品を表示する映像ソースです
    複数組み合わせるのも可能ですが、非アクティブ
    (最小化等)状態ではOBS表示の更新がされない点だけ注意!
  • ゲームキャプチャ
    PCゲームをキャプチャーする場合に使用する映像ソースです
    一応ウィンドウキャプチャでも代用はできます。全画面表示などウィンドウキャプチャよりゲーム専用に作られているキャプチャです

    あくまでPCゲーム用ですのでswitch等の家庭用ゲーム機は非対応です
  • シーン
    今回説明していない「シーン」機能を映像ソースとして取り込む方法です
    全画面切替になってしまうシーンを映像ソースとして取り入れる場合に使用します
    「シーンとして制作したCMなどを小さいワイプで配信中に流したい」等の場合に使用すると便利です
  • テキスト
    画面内に文字を表示する機能です
    テロップを入れたり、自動で動く文字を入れたりと使い方次第ではかなり便利な機能です
  • ブラウザ
    インターネットを使用したWeb上にあるデータをOBSに表示する機能です
    Web版のコメントビューアーや時計、各種配信サイトのコメント、Web上のブラウザアプリ等を表示できます
  • メディアソース
    動画ファイルを再生するための映像ソースです
    例えば5分ほどの動画を作って配信中に流したりすることが可能です
    複数の動画を連続で再生したい場合は最初に説明した「VLC」の方で対応します
  • 映像キャプチャデバイス
    パソコンの外部入力のキャプチャーをOBSに表示する映像ソースです
    ゲーム機の映像を取り込む「キャプチャーボード」「一眼レフ・Webカメラ」などもこちらから取り込みます
  • 画像
    JpegPINGなどの画像データを取り込みます
    背景や目隠しなど静止画データはこちらで
  • 画像スライドショー
    画像データを複数取り込む映像ソースです
  • 画面キャプチャ
    先ほど説明したPCの画面全てをOBSに取り込む映像ソースです
    全画面なので表示されている画面全て(OBSを含めて)配信や録画に表示されます
  • 色ソース
    動画編集している方には「カラーボード」と説明した方が伝わるでしょうか?
    単純に一色の背景を表示する映像ソースです
    余っている部分にピンク色の背景が欲しい!なんて場合に使用します
  • 音声入力キャプチャ
    先ほど説明した物です。基本的にマイクなどの外部入力に使用します
  • 音声出力キャプチャ
    こちらは音声出力と書いていますが「パソコンでなっている音声を取り込む」キャプチャです
    例えばパソコンで鳴っている音楽再生ソフト動画サイトの音声などパソコンから聞こえる音声をOBSに入力する音声ソースです
    コメントビューアーを使用した棒読みちゃんの音声などはこちらから取り入れます

OBS自由に追加したいだけ追加ができるので、工夫次第ではどんな配信・録画思いのままに作成することができます。

ウィンドウキャプチャ+映像キャプチャデバイス+画像を組み合わせて、このような画面を作ることも可能です
音声入力を増やすこともできますし、さらに左下に動画データを流してテロップをつけることも可能です

配信開始がこれでできるように!

ここまでの設定本当にお疲れさまでした!!
これで「配信先」「映像」「音声」三つの設定が完了です!
これでいつでも配信ができるように!

一応「録画開始」を押してからテストをして、録画を聞いてみて特に問題が無ければそのまま配信を始めてみましょう!!
テストなんかいらねーよ!!なんて方はそのまま配信開始を押してもOKですw

配信開始ボタンはこちら
ここを押せばOBS内のデータがネットにアップロードされます
最初は「テスト配信です」みたいな感じで配信テストをしてもいいでしょう
初期設定のままだと「配信開始」を押すと同時に録画もスタートします
配信開始を押した後に録画が要らない場合は録画終了を押すと録画は終了します
録画したデータは指定したフォルダに格納されます
自分のログとして確認しても良いですし、動画編集用で残しても良いです

初めてOBSを設定した方はかなりお疲れだと思いますが、今回紹介したのはあくまで最低限の配信用の設定です。
慣れてきたら「高画質を求めたり」「画面をもっとにぎやかにしたり」「コメントビューアーを増やしたり」とOBSで本当に色々な事が出来るようになります
ゆっくりできることを増やしていきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました