見せてもらおうか!ストロボの性能とやらを!!
というわけで実写編です。
まずはジャブみたいな写真から行きましょう

とりあえず脳死で適当に撮影した写真がこちら
綺麗じゃないですか??
自分で今まで撮影したから実感が凄かったのですが、白い部分の発色が素晴らしい。
何よりケース内の照明をつけないと結構暗いんですよ。
結構暗いので「ISOを上げる」「シャッタースピードを遅くする」などしないと写真はかなり暗く映ります。
しかし!ストロボがあれば大丈夫!
この写真はストロボ購入時でほぼ知識がない状態で撮影しています。
適当に撮影してもこの威力は本当に「どうしてもっと早くに購入しなかったの??」という気持ちでいっぱいになりました。
ストロボ撮影比較
先ほどのはずいぶん昔の写真になるので、ここからはしっかりとした比較をしていきましょう。
あくまで今回室内での撮影を想定したテストショットです。
撮影条件
- 使用カメラ:Canon EOS 70D
- 使用レンズ:Canon EF40 F2.8 STM
- ストロボ無し
F値:2.8
シャッタースピード:1/20
ISO感度:400 - ストロボ有り
F値:8
シャッタースピード:1/40
ISO感度:100
ストロボ光量補正+1
で統一しています。
撮影場所ですが…

こんな感じの結構ひどい場所で撮影しています。
ガンプラの箱に白い箱を載せて、そこに並べているだけ。
これで撮影してストロボの威力はどれくらいなのか実感していただきたいと思います。
※ここから先の写真は不要な場所(ガンプラの箱とかw)を「トリミング」のみしています。
色の調整は全くしておらず、サイズを小さくするリサイズもしていません。
サムネイルをタッチすれば高画質な写真が開くので比較などをしたい場合はぜひとも閲覧ください。

夕方近くに撮影したので全体的に照度が足りていません
設定はISOを高く、F値を開いて、シャッタースピードを長くしています
それでもここまで暗い。室内での撮影って難しいんですよ…

もうこれでほぼゴールで良いんじゃない??
バウンスアダプタをつけてただ天井バウンスしただけ
F値を絞れるのでカリッカリにできますし、シャッタースピードも速くできる
ISOも低く設定できるのでノイズも少ないです

ピカチュウやコウペンちゃんの左側に影ができて立体感が出ました

ウソみたいでしょ?夕方とはいえ結構暗いです。ストロボの光でほとんどカバーをしてそこそこの明るさが出ています

バウンスは天井にフラッシュさせた光が反射して戻ってくる光を利用するのですが、アダプターが無い為光が戻ってきていません
暗い部屋で昔の「写るんです」で撮影したような色合いになってしまいました

集合写真や横に長い被写体の時に直進しかしないストロボの光を広範囲に広げて照射する機能ですね
バウンスと違いピカチュウたちに直接当てているので後ろに影がくっきり出ていますが、正面部の影落ちみたいなものは全て消えました

430EXに付属しているカラーフィルターは「色味合わせ用」なので「演出用」の色ではありません。とりあえずテストとして撮影しておきました
先ほどの写真と比べて少し淡い色に仕上がっています

やはり少し淡くなっていますね。付属のカラーフィルターはあくまでも「背景色(オレンジ光)とストロボ色が違う場合の調整用」なので
特に色味に問題ない場合の時に撮影につかうものではありません。
赤や青などの他の光を当てたい等の演出用のカラーフィルターが必要な場合は別で購入する必要があります

こうやってみると結構色や影の質感、その他諸々が大分違うように見えると思います
ストロボ有りの写真は全て同じ設定での撮影なので光の当て方一つで大分変わることがわかると思います
外でもポートレートでも、もちろん使えるが…
室内撮影する場合、光が足りないので今まで頑張って撮影ブースや補助光を使用してできるだけシャッタースピードを上げる努力をしていました。
シャッタースピードを上げれば当然「撮影時に動かしてはいけない時間」が伸びるので手持ちでの撮影が難しくなっていきます。
三脚を使用して撮影もしますが、シャッターが切れるときのミラー振動なんかでもブレが発生することも…。
ISO感度を上げて頑張って撮影したくてもノイズは増えるし、F値を開いて明るく撮影すれば今度は被写界深度が浅くなってしまい「トロトロ」ぼやけた写真に。クッキリ撮影したい時には…
ああああああああ!!!!!
という悩みが0になったとは言いませんがほとんどなくなりました。
理想のクッキリ感で撮影できるし、シャッタースピードを上げれるので手ブレもしない。
ISO感度を下げてノイズも少なく、サクサク撮影できるように。
何度でも言いたい所なのですが室内撮影する人は購入を勧めます。
正直ストロボでここまで変わるとは思ってませんでした。
もう撮影ブース出さなくてもいいレベルにまでなりました。
嬉しくもあり、悲しくもあり…
今回僕は初めての外付けストロボなので純正品を購入しましたが、社外品なら1万円以下でも買えます。
ただ初めてのストロボであるなら自分の使用しているカメラメーカーの純正品を購入するのをお勧めします。
TTL機能が使える
このTTLは要するに「自動調光機能」です。
一眼レフ本体に取り付けてシャッターボタンを押すだけで適正な露出で撮影ができます。
カメラ本体部分はマニュアルで設定してストロボはオート。これが凄く使いやすい。
当然社外品のストロボではこのTTL等の自動設定機能がありません。
(社外品ストロボでもTTLが使用できるモノも当然ありますが、理想的に調整してくれたりとは少し遠いです。なぜか無駄にフル発光してしまったりします)
ストロボはとにかく光らせればOKという物ではありません。
どれくらい光を当てるか??という知識がしっかり入る前に全てマニュアルで設定するのは多分初心者では無理です。
1本目は純正品のストロボを購入し、そのあと増やしたい!(多灯ライティング)となった時に非純正の安い物を購入するのが良いと思います。
逆に言えば2個目のストロボからは純正と連携できるタイプの非純正を買うのはオススメだったりもします。
(補助として光らせるだけだしね)
外付けストロボ。これ一つで幅が広がる
僕は室内での物撮りが圧倒的に多く、夜間の外での撮影や、人物の撮影(ポートレート)はほぼしません。
このキヤノンのストロボ「430EX」には純正品ならではの幅広い撮影に対応するスペックが秘められています。
ポートレートでは「キャッチライト」と呼ばれる瞳に光を入れる撮影ができたり、日中撮影の逆光を補正して撮影できる「スローシンクロ」、夜間の背景と人物の明るさを合わせる「ハイスピードスローシンクロ」など物撮り以外の人でも物凄い利点があると思います。
430EXは初めての僕でも使いやすくお勧めですが、デメリットとして
- 高い
やはり1万以下で購入できる非純正と比べると高額です。
値段の相場はそこそこのストロボで約3~4万程度になるでしょうか?高級ストロボになれば5~7万程度。
ここら辺の値段はSonyもNikonも大体同じぐらいだと思います。
小さい外付けクリップオンストロボなんかもありますが、ガイドナンバー(明るさ)が低くなるのでストロボのメリットが半減します。
光るだけのオプションに…なんて気持ちになりますが、費用対効果は高いですよ。 - ワイドパネルの引き出しが面倒
これは430EX系統ではあるあるでしょう。
ワイドパネルは本体収納式でカッコいいですし、サッと使えて便利!なのですが、引き出すときにキャッチライトパネルも一緒に出てきてしまいます。
これをちまちま戻すのが面倒。いや、本当にこのひと手間が煩わしくなるんですよ…。 - バウンスアダプターなどの装着が不安になる
購入時に付属されているバウンスアダプターですが「カポッ」とストロボに取り付けるだけのものです。
つけるだけなら良いのですが、アダプターにツメがついており、ストロボ本体の引っかかるところにスイッチがあります。
取り付けることによってこのスイッチがONになると、ストロボ本体側が「バウンスアダプターが付いたな!」と自動で切り替えてくれます。
ここまで聞くと切り替えも自動で凄い奴なのですが、これ少しチープです。
長年使っていたらそのうち壊れそう…いや、消耗品だと考えて新しいのを購入しろよ!って事なんですがまぁ気になるじゃないですか。
実際問題プロユースなゴリゴリとした使い方をしなければそうそう壊れないとは思うんですけどね。 - 電池が必要
ここ!地味に重要!!人によっては用意してないのでは??頻繁に撮影するなら充電池などで対応しましょう。
私はエネループ系統を使ってます。もちろんエボルタとかでも良いですよ。
100均のアルカリ電池なんかを毎回購入しても良いですが、初撮影の時は楽しくてパシャパシャ撮影していたら1時間もしないうちに電池切れしました。
充電池も一緒に買おう!ちなみに430EXは単3電池4本使用します
以上が僕が感じたデメリットです。
わかっていればさほどデメリットにはならないとは思いますけどね。それよりメリットが勝ちに勝ち申す感じです。
購入して良かったか否かはもうそんなんわかりますよね?
最高です。買ってよかった
撮影時の強すぎる味方すぎる外付けストロボ「CANON EX430 Ⅲ-RT」
購入を迷っている同じキヤノンユーザーがいるなら強く背中押しますよ!!
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